わたしには“北の大地”への憧れがあって、過去に東北
を一回、北海道を三回旅行に行きました。
ひとり旅が多かったのですが、これらの旅行でいちばん
想い出に残っているのはある無人駅でした。
網走から釧網本線に乗って釧路へ向かう途中、釧路湿
原駅で降りて展望台へ行きました。
あいにくその日は霧が濃く、視界はまったくないに等しか
ったのですが、駅へ戻っても次の列車までの時間は長
く、退屈しのぎのためにもと来た路線を逆行しようと思い
ました。
あくまでも次の列車とすれちがわないようにと計算して降
りた駅が『五十石』という無人駅でした。
駅といってもほとんどなにもなく、しばらく歩いていくとレス
トランがありました。
するとどこからともなく犬がやってきたのです。
一旅行者に対してこの犬はせいいっぱいなついてきたの
です。
駅へ戻ってもしばらく犬と遊んでいました。待合室のポス
ターには『BOOMER標茶町へ来たる!』の文字が!
当時はボキャブラ全盛時です。たいへんだな、芸人の仕事
って。
いつのまにか犬はどこかへいってしまいました。代わって
ペンションのオーナーらしき方が現れました。お客さんを迎
えに来たとのことです。ひとの良さが伝わってくるオーナー
さんでした。
しばらくすると釧路行きの列車がやってきて、オーナーさん
とお客さんと思われるカップルとお別れしてその列車に乗っ
ていきました。
そのあと釧路で食べたラーメンがめちゃめちゃ旨かった!
別に混雑もしてないふつうのラーメン屋でしたが、わたしの
なかでは歴代一位だと思います。
あのあと一回北海道の北西部を旅行した後、遠方の旅行は
していません。出張とかはあるのですが。
ということでひとり旅は楽しいぞという話でした。
まとまったかな?