SMAP出演のNTT東日本のCMにも使われ、いま卒業
式でもっとも唄われているといわれるこの曲。
さぞかし高名な方が創られたのかと思えば、埼玉県秩父
市立影森中学校の当時の校長(作詞)と音楽教諭(作曲)
が手づくりで創った曲であった。
とても素人の作品とは思えない完成度、『仰げば尊し』
や『贈る言葉』のような押し付けがましさがなく、卒業式に
うってつけの曲だと思う。
この校長先生は荒れた学校を立ち直らせようと、みんな
で合唱をする機会を増やすことにした(伏見工業みたい
だな)。初めはなかなか成果があらわれなかったが、
学校の雰囲気は確実に変わっていったそうだ。
その集大成としてできあがったのがこの曲であった。
なんか話がうますぎないかと思われても無理はないが、
歌の力って想像以上に大きいことをわたしは身をもって
知っている。
中3のときクラス別の合唱コンクールがあった。
はっきり言ってわたしはやる気がなかった。ところが
クラスのいわゆるヤンキー連中が「おい、おまえらちゃん
と唄えよ」とやたらと気合が入っていた。
ヤンキーに言われたらよけい逆らいたくなる自分とは
よそに、クラスはけっこうまとまった。そんなことは
それまでになかったことだった。
それにしても、改めて曲のクォーリティーの高さには
驚かされる。ちなみに秩父はすごくいいところですよ。

