この雑誌、単なる“サブカルチャー”を扱っている雑誌では
ない。将来“メインカルチャー”になりうる素材を積極的に
扱っているのだ。過去に扱ったのはわたしの手元にあるだけ
でも、ダウンタウン、椎名林檎、はねるのトびら、ロバート
ホール、くりぃむしちゅー、虎の門、内村光良、このように
決して“マイナー”ばかりではない。この雑誌の編集者の
視点は“メジャー”か“マイナー”かを基準にしてはいないの
である。特集しうるくらい中身がともなっていなければ、その
ものを取り上げたりはしない。
ちなみに椎名林檎特集ではわたしの知人も数人登場している。
取材スケールはかなり地道だ。タレントや番組への直接の
取材のほか、それを支持するファンにまでもその視線は向け
られている。かなり労力がいる作業だと思う。そこにはいま
の巨大化したマスメディアの忘れかけている刊行姿勢がある
ような気がする。
こういう雑誌が生き残っていける社会が続くことを願う。
