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上村のW杯総合優勝+5連勝には正直驚いた。
もともとエアには定評があったが、ターンが驚異的に改善されたのだ。
高速ターン第一人者のラハテラ氏(フィンランド)が全日本モーグルチ
ーフコーチに就任したのが大きかったのだろう。
それにしても見事な変貌ぶり。得意のエアとあわせて怖いものなしに
なったわけである。
今シーズンの成績は一発勝負のオリンピックでの金メダルより評価さ
れていいと思う。

それにしても長野から10年、焦らず地道に努力してきた結果だと思う。
彼女はもう“モーグル界のアイドル”ではない。

むかし北海道を旅行したとき、宮の森、大倉山両ジャンプ台を
観にいった。
宮の森へ行ったときには「ここで笠谷が…」などと年甲斐のな
い感傷に浸ったものだった。
長野・白馬に行ったときもジャンプ台を観にいった。
夏季オリンピックにはほとんど興味を示さない(おなじ年に行わ
れるサッカー・ヨーロッパ選手権のほうが大事)のだが、冬季オ
リンピックには比較的関心が高い。
なかでもジャンプ競技への注目度は自分のなかでは相当高い。
中学時代、大雪が積もった公園の坂道にジャンプ台をつくり、
みんなでジャンプをやっていた。
わたしはいつも転ぶのを覚悟で大ジャンプをするので、みんな
呆れていた。

オリンピックでなくても、いつか本物のジャンプ大会を観にいき
たいと思っている。っていうか、わたしも飛びたい。

ここ数年スキーをしていない。誘いはあるのだが、個人的な事
情があったりしてできなかった。
技術的にはまったくの初心者なのだが、みんなの行くコースが
ハードル高いので、滑っていて楽しいというより自分を鍛えてい
るような感じできついのだ。
本当はちゃんとしたスキースクールに入って基礎から覚えたい
のだが、なかなかゆっくりスキーをするチャンスもなくいまに至っ
ている。
究極の目標はスキージャンパーなのです(大マジ)。いまから
でも可能なのだろうか?

フィギュアスケートのフランス杯女子は浅田真央が圧倒的な強さをみ
せ優勝した。
カナダではショート・プログラム(SP)で3位からの逆転優勝、今回は
SP1位からの優勝、カナダでは順位を優先してトリプルアクセルを封
印して優勝。フランスでは順位よりもより良い演技を目指しトリプルア
クセルを混ぜた。
SPで出遅れたのならふつうは一発逆転を狙って難しいジャンプを跳ぶ
と思う。しかしいまの浅田はそんな冒険をしなくても優勝する力がある
のだ。
フランスでは逆に順位に余裕があるので難しいジャンプを入れてきたと
いう余裕、ふつう逆だろ! それでもダントツの1位という強さ。しかも転
倒しているのに。

いまの浅田は野球で言えばイチローだ。自分の立てた目標にしか価値
がないという感じだ。かつてイチローは高校の投手時代、打てない味方
打線に業を煮やしオレがでかいの打たなきゃ勝てないと、大振りのバッ
ティング練習をしていた。監督がそんな大振りしたらいかん、と言ったら、
「センター前ヒットなら簡単に打てますよ」と言ったそうだ。
そのあとの試合、イチローは全打席センター前ヒットだったそうな。
浅田が納得のいく演技をすべてやったらおそらく見たこともない得点が
つくのではないだろうか。それほど跳びぬけた存在である。

島崎京子というスピードスケート選手を覚えているだろうか?
長野オリンピック500メートルで同い年の岡崎朋美が銅メダル
を獲得した一方で5位に終わり悔し涙にくれた選手である。
ひと懐っこいキャラクターでメディア受けのよい岡崎と対照的に
インタビューにもぶっきらぼうに答える記者泣かせの島崎に
対する世間の注目度は低かった。
5位という成績は決して悪いものではなかったが、島崎はよほど
悔しかったのだろう。顔を手で覆って泣いているのは誰の目にも
明らかだった。しかし彼女は「鼻をかんでいただけ。」と答えた。
この大会を最後に彼女は引退した。一方、岡崎はトリノオリンピック
でも好成績をあげ、バンクーバーもあきらめていないようである。
島崎のような不器用な選手、わたしは好きだ。

カタリーナ・ビットなどに代表される、一流欧米人
フィギア・スケート選手に多く観られる華やかな
容姿は持ち合わせてはいない。しかし彼女は
それを補うテクニックと表現力で世界の第一線で
戦ってきた。母親の看病、そして自身までも難病に
襲われ、薬物治療はいまも続いている。
それでも彼女はくじけなかった。ヨーロッパ選手権、
世界選手権などの大舞台でことごとく優勝し、残る
ビッグ・タイトル、オリンピックで結果を残すことが
彼女に残された最後の大仕事のはずだった。
ショート・プログラムでは2位につけていた彼女
だったが、フリーの演技でまさかの転倒、優勝を
果たしたのは皮肉にも東洋人離れした容姿を持つ
日本の荒川静香だった。
年齢的に最後のオリンピックの可能性が高い彼女。
天は彼女の苦労を、努力を結果に残してはくれな
かった。

ジャンプといえば、笠谷、金野、青地の「日の丸飛行隊」
なんて話をおばさんたちとしてたら、なんでそんなこと知ってるの?
といわれた。
ジャンプ好きにはたまらないできごとなんですよ。
わたしが1歳のときのことですがね。

メジャーな競技から地味な競技までいろいろやってますな。
この前テレビでカーリングをやってましたよ。
放送事故かと思うほど地味な絵面。
あういう競技は代表選手の選出が難しそうですね。
実力差がはっきりわかる競技じゃなさそうだし。

まあ、ワールドカップが始まればみんなオリンピックのこと
なんて忘れてしまうでしょう。

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