最近脚光を浴びている俳優、遠藤憲一。
いままでどちらかというと裏方俳優のイメージが強かった彼だが、最近は
表舞台での活躍が目立つようになった。
現在テレ東系で放映中の『湯けむりスナイパー』では地上波初主演。CX
系ドラマ『白い春』でも重要な役どころを演じている。
現在47歳。かなり時間はかかったが、芝居の神様は彼を見捨てなかった。
高校を中退し、しばらくはブラブラとバイト生活をしていたエンケン。ふと見
た電車の中刷りの広告に興味を引かれ、この道に入ったという。
その後いくつかの劇団を転々とする。なかでも無名塾は10日で辞めたと
いう。
そういえば真木よう子も途中で辞めているから、ひょっとして無名塾の指導
法は本当に実力があって、自分の俳優としての信念があるようなひとには
向いていないのかもしれない。
自分の演技を磨くためにはふつうのひとたちの暮らしぶりを常に見ていなけ
ればいけないという信念から、いまでも近所のひとたちとの交流を欠かさな
いという。
どんな役でもおなじ演技だが、観るほうにそれが望まれている大物俳優もい
る。一方で役に合わせて演じ分けることができなければ仕事の来ない俳優
もいる。エンケンはふつうのひとがふつうに生活している姿を演技に生かそ
うとひたすら努力してきた。その結果がいまの活躍につながったのだと思う。

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