日本とはまだこういう国なのだ

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栃木県足利市でおきた幼女殺害事件の犯人として服役していた受刑者が
釈放された。
正式には再審で最終的に彼の無罪が確定することになるだろう。

この事件における警察、検察、裁判所の不手際(とあえて言わせてもらう)
による損失は極めて大きい。無期懲役の有罪判決を受け、服役していた元
受刑者の"個人的な損失"はもちろん、彼を犯人と決め付けてしまったため、
真犯人を突き止めることなく時効をむかえてしまったという"社会的な損失"
も大きい。

ただ、救いだったのは彼の刑が無期懲役であったことだ。
なぜなら足利事件と同じくDNA鑑定の信用性に疑問がありながら、死刑判
決が確定し、2年後に刑が執行された事件があったからである。

それは92年に福岡県飯塚市で女児2人が殺害された、いわゆる『飯塚事
件』である。
この事件では被告人の自白さえ得られておらず、被害者に付着していた犯
人と思われる血痕が被告人のDNAと一致したという検察側が提出した検
査結果が決定的な証拠とされた。
しかし、逮捕前に検察が第三者機関に依頼した鑑定では一致しないという
結果が出ていた。

「疑わしきは罰せず」、いわずもがな刑事裁判の鉄則である。
しかし死刑囚となったその男はもうこの世にいない。

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このページは、nissyが2009年6月 6日 20:37に書いたブログ記事です。

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