2009年5月アーカイブ

スポーツ週間

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あくまでも観る側としてですが今週は忙しかったです。
月曜は西岡 vs ジョニゴン戦、火曜は内藤 vs 熊戦、水曜(正確には木曜
早朝)はCL決勝と立て続けにビッグ・イベントがありました。

この一週間で吹っ飛ばされるジョニゴンを何度観たことか。かえすがえす
も西岡はどデカいことをしてくれました。

内藤は今回の勝利で大場政夫さんと並んだわけですが、大場さんがベツ
リオ・ゴンザレス、花形進、チャチャイ・チオノイとのちのあるいは元のチャ
ンピオンを退けているのに対して、評価に値すると思われるのはポンサク
レックとの引き分けぐらい。しかもそのうち日本人が3人ってのはないわな。

CL決勝は結果的には自分が観ていて楽しいサッカーが勝ったわけだから、
まぁ良しとせねばなるまい。パク・ヂソンがあの大舞台に立っただけでも個
人的には充分満足。

それじゃぁまたジョニゴンに吹っ飛んでもらうか! 動画ファイル再生!

上京物語

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今日は久しぶりに東京へ行ってきました。
某私鉄は往路はガラガラなので余裕で座れるのですが、復路はだいたい
中間地点までは座れません。まぁ、片道1時間半くらいなのでそんなにキ
ツいことではないのですが、なんかわたしひとよりバランスが悪いような気
がして、つり革につかまれないとよく電車内でバタつくことがあるのです。
やっぱり揺れに強いひと、弱いひとっているんでしょうね。

そんなことは置いといて、実はわたし駆け出しのウェブ・クリエイターのとき
実家から2時間半かけて都内の会社へ通っていたことがありました。
いま考えると、会社もよくバイトにあんな交通費を出していたものです。
往復で5時間もただ通勤に費やすというのはかなりの時間浪費です。
そこでどうしたかというと、往路はひたすら寝る。1日の正規の睡眠時間に
含めてしまうのです。
そして復路はサッカー雑誌を熟読、あるいは演じるあてのないネタづくりに
時間を費やしました。
しかも当時は休みの日も都内にライブを観に行ったりしていたので、家でま
るまる過ごすことはほとんどありませんでした。

そんな生活を都内近郊にアパートを借りるまで結局10ヶ月間していました。
若かったなぁ...。

パソコンを買い替えたという話はまだしてませんでしたよね?
そう、実はゴールデン・ウィークにDellのミドルタワーを買ったのです。
自作派のわたしがメーカー製のPCを買うのは極めて珍しいことなのです
が、なんでもその時期特価で売り出していて、コストパフォーマンスを考
えるとおそらく自作のどんな組み合わせよりもメリットがあるなと判断した
んです。
本当にこの時期買い替えが必要かというとそんなこともなかったんですけ
ど。
ただ、フルHDが表示できるディスプレイがあるのにテレビが観られないの
はもったいないなぁという思いが、この衝動買いに走らせてしまったのです。

しかし注文から一週間ほどで現物は届いたのですが、あれこれ試している
間になぜかディスプレイをきちんとPnPで認識してくれなくなってしまったの
です。
数週間経ちますがいまだ原因不明。あきらめてサポートデスクに聞くべきで
しょうかねぇ?

昨年EUROを制したスペイン。その代名詞といわれるのがポゼッション
サッカーである。そしてそのスペイン代表の中心となっているのが今回
CL決勝へ進んだバルセロナの選手である。
いまのヨーロッパでこのスタイルは決して主流とはいえない。この戦術を
機能させるにはとくに中盤の選手に高度な状況判断能力が、FWの選手
に卓越した決定力が求められるからである。
バルセロナにはイニエスタ、シャビという屈指の攻撃的MFとメッシ、エト
ー、アンリというテクニックも兼ね備えたFWがいる。だからこそバルサは
この魅力的なサッカーを実践できるのである。

今回の決勝、マンUは予想通りルーニー、C・ロナウド、パク・ヂソンの3人
をFWに起用した。MF並みの守備への貢献を期待できるルーニー、パク
ヂソンと個人技でゴールを奪えるC・ロナウドの組み合わせである。
逆に言えばそれだけ守備に人数をかけないとバルサのポゼッションサッ
カーには対抗できないと踏んだのだろう。バルサとは対照的に完全に受
け身の戦術である。

試合はまったくのワンサイドであった。ボールは完全にバルサに支配され、
ルーニーは大多数の時間を守備に費やさざるをえなかった。
今日のバルセロナに勝てるチームはいまのヨーロッパにはおそらく皆無で
あろう。

来年はWCが行われる。バルセロナの選手を中心としたスペインのポゼッ
ションサッカーは世界をも席巻することができるだろうか?

明日早朝、ローマでCL決勝が行われる。
スペインのバルセロナとイングランドのマンチェスター・ユナイテッド、ヨー
ロッパの二強の対決と言っていいだろう。
そしてその最高の舞台に東洋人がはじめてスタメンで起用される確率が
高い。
言うまでもなくパク・ヂソンのことである。
マンUの攻撃陣はタレントが豊富なので本来であればいろいろな組み合
わせが考えられるのだが、バルサの攻撃力に対抗して守備面でも貢献
できるウイング型FWもしくはサイドハーフはルーニーとパク・ヂソンがベ
ストだろう。
しかしわたしはバルセロナが有利だと見ている。
気持ち的にはパク・ヂソンがマンU2連覇に大きく貢献するような活躍をし
てくれるのを望みたいが、"楽しくて強い"バルサのサッカーがCL決勝の
舞台でも存分に披露されるのもいいかもしれない。

いずれにせよ明日は早起きしなければ。

西岡があまりにも素晴らしかったので、今日のは「世界戦?」って感じがど
うしてもしてしまいました。
ジャッジが日本人、韓国人、タイ人という構成ということで、選手と同国人
が入っているというのも日本人対決以外では少なくとも近年国内ではなか
ったのではないでしょうか。しかも中国人ジャッジは入っていない。明らか
にアンフェアな気がします。
今回の試合は両選手とも『変則タイプ』だったので非常に見栄えの悪い試
合になってしまった気がします。
両者とも"弱い"わけではないのだけれど、玄人好みのするボクサーでは
なかったですね。
例えばアーロン・プライアーとかチャン・ヂョング(張正九)なんか一見不恰
好なボクシングに観えるんですけど、実はすごく相手にとってやりづらかっ
たりとかするんですね。

挑戦者の熊朝忠選手は本当にやりにくそうな選手でした。パンチは左右の
フックだけって感じでしたがそのフックがかなり強そうで、そのうえガードは
意外と堅く、そしてタフでした。
いつもは内藤のほうが変則的な動きで相手を撹乱するのですが、今日の相
手にはまったく通じませんでした。内藤にとっては非常にやりにくかったでし
ょうね。
もし中国でやっていたら判定負けしていたかも知れません。

今日の試合で余計に西岡の快挙を際立ったせてしまったような気がします。

昨日深夜に西岡戦の結果を知り、映像も観てしまったのですが、改めて
WOWOWで観戦。

う~ん、何度観てもスゴい!

1R、西岡は右ガードを高い位置に保ちゴンサレスの左フックを警戒。ス
テップワークがよく、絶えず西岡のほうが有利なポジショニングで対峙し
ているように見えた。しかし西岡の有効打はさほど多くない。
ゴンサレスにスピードはなく、コンビネーションもスムーズさに欠けている
ように見えた。正直前評判ほどの選手のようには思えなかった。
西岡がロープにつめて攻勢を仕掛けた直後、一瞬気を抜いたのか、右
ストレートでダウン! ダメージはさほどないように見受けられたが、この
ラウンドうまくたたみかけられていたら危なかった。

2R、西岡が攻勢に出る。右のリードブローがよく当たる。ときおりゴンサ
レスの左をスウェーでよけているのが危険に感じた。もし踏み込んで右
ストレートを打たれたら...。
このラウンド、有効打では西岡、攻勢点はゴンサレスか。

3R、やはり2Rとおなじ展開。やはりスウェーが気になる。
そして1分ごろ、西岡の絶妙のポジション取りから鋭い踏み込みで放た
れた左ストレートがゴンサレスのアゴを直撃! ゴンサレスは吹っ飛んで
頭がリング外に飛び出すほどの壮絶なダウン!
ダウン直後はピクリとも動かなかったのでそのままストップされるかと思
われたが、なんとか立ち上がろうとする。しかしその足取りはすでにこれ
以上闘える状態ではなかった。

新聞ではレフリーストップによるTKOとなっていたが、WOWOWではK
Oになっていた。いずれにしても西岡の敵地での完全勝利であることに
かわりはない。

それにしてもあの鋭い踏み込みからの左ストレートは海外メディアでも絶
賛されているようだ。「モンスター・レフト」とか「西岡の左腕にはロケットが
仕込んである!」なんてのもあるらしい。
実際あのステップワークはまるでパッキャオを観ているようだった。
左足アキレス腱断裂の影響はもう完全になくなったといってよいであろう。
でなければ、あんな踏み込みはできない。

ただ敵地で防衛しただけではない。地元期待の強豪をダウンを挽回して
最後は芸術的なパンチで完全KOしたのだ。
日本のスポーツ・メディアはもっと大々的にこの偉業を報ずるべきだ。

おめでとう! 西岡選手。

内藤の海外防衛戦が中止になった。
てっきり後日に順延になるかと思ったら、日本でやるという。
事前にディファ有明が押さえられていたということからも、おそらく両陣
営にはほぼその後の成り行きは予想できていたのだろう。
それにしてもまったく日にちを変えず、ちがう国で興行ができてしまうな
んて、いくら中国に対する懐疑心が宮田ジムにあったとはいえ直前にこ
んな変更ができるなんて準備周到ですなぁ。

そんなことより明日のWOWOWまで必死に結果知らないようにと気を
つけていたのに、西岡の結果知っちゃったよ。
内藤の試合なんかよりよっぽどこっちの試合のほうがワクワクカードだっ
たのに。

韓国のノ・ムヒョン(盧武鉉)前大統領が亡くなった。
一国の国家元首としての評価はさまざまであると思うが、貧しい農家に生
まれ、高卒後独学で司法試験に合格した努力のひとである。国家元首が
続けざまに二世議員に落ち着く国と比べれば、このような経歴のひとが大
統領にまで登りつめることができたということ(韓国は日本以上に学歴社会
といわれている)、インターネットが大統領選挙の結果に大きな影響を与え
たことを考えると、その意味では"政治の民主化"は日本より進んでいるの
かもしれない。

しかし相次いで退任後の歴代大統領経験者とその周辺で検察による不正
追及がおこなわれてきたのは非常に政治的なものを感じる。韓国は88年
まで事実上軍事政権下にあった。民政化されたといってもその最初の大統
領ノ・テウ(盧泰愚)氏は元軍人であった。民政の歴史はまだ20年ほどしか
ないのである。それだけに大統領の権力はいまだ強大で、利権に絡んだ金
銭の動きも大きかったのだろう。
そして政権が交代すると新任大統領は自己の正当性を強調するためにも
前大統領の金銭スキャンダルを検察を使って追及してきた。そう解釈され
ても無理もないのではないだろうか。

ノ・ムヒョン氏とその家族らに不正献金されたとされる額はこれまでの歴代
大統領経験者の疑惑と比べてけたちがいに少ないという。また、「家の近く
にとても小さな碑石を一つ建てて、残してくれ。」と遺書で述べられているに
もかかわらず、氏の葬儀に国費を投ずるというのも現政権の政治的意図を
感じる。

氏の日本やアメリカに対する言動には、ときに急進的とさえ受け取られかね
ないものもあったが、就任当初から最後まで政治的基本軸はブレることはな
かった。
いかにも『人権派弁護士』出身の政治家らしい姿であった。

ご冥福をお祈りします。
명복을 기원합니다.

わたしはCD・DVDや本はネットで買うことにしている。
しかしネット上で発注手続きがすべて済んでしまうため、注文したという
意識がいまいち感じられない。
そのため恥ずかしい話だが、いままで2回ほどおなじCDをべつの店舗
から買ったことがある。
仕方なく機を見て1枚はどこかの買取業者に引き取ってもらうのだが、
自宅で手軽に買い物できるというのもいいことだけではないのだなと思う。

っていうかわたしが間抜けなだけか。

スリランカの少数民族タミル人武装組織・『タミル・イーラム開放のトラ(LTTE)』
の最高指導者ヴェルピライ・プラブハカランが側近らとともに政府軍により射殺
された。
これにより何十年と続いたスリランカの内戦も収束をむかえると思われる。

最高指導者を殺害することは歴史的にも敵の戦闘への士気を削ぐ有効な手段
のひとつである。
国際的には決して望ましい解決方法ではなかったであろうが、おそらく内戦を終
結させるために考えられる、もっとも有効で現実的な方法であっただろう。

しかしこれですべてが終わったわけではない。この内戦のはじまりはタミル人に
対する不当な差別により蓄積した同民族の政府に対する不満が原因である。
カンボジアなどで行ったように国際組織による和平プロセスをスリランカにも導
入すべきであろう。

日本にも少数民族は存在する。そういうひとたちが武装蜂起した場合、日本政府
は適切に対応できるのだろうか? 幸い彼らは温厚でいままでそういった動きを
見せることはなかった。だからそんなことは想定しなくてもいいことなのだろうか?

少数民族の独立運動は世界中で起こっている。決して対岸の火事では済まされ
ない。憲法第9条は国家間の問題を扱っているが、いわゆる『内戦』について現行
憲法は想定していない。刑法上『内乱罪』というのはあるが、民族間の対立という
事態を想定したものではない。
日本はあらゆる面で緊急事態に対する"免疫"が不足しているのである。

スリランカに日本国憲法とおなじものが制定されていればこんなことにならなかっ
ただろうか? 当然そんなことはないだろう。現行憲法に空想的平和主義者が抱い
ているほど平和的抑止力などない。かえって緊急事態への適切な対処の妨げに
なるだけだ。

われわれはもっと世界の現実を見なくてはいけないのではないだろうか?

正直鬼っちのCDは"惰性買い"って感じで買い続けているんだけど...、

ついに完全復活かぁ~

楽曲の出来もさることながら、一時絶望的に低下していた歌唱力が完全に
戻ってるような気がする。

うん、これは本物だ。まちがいない。

『ラストメロディー』ってタイトルを聞いたときは正直「ひょっとして...、引退?」
ってマジで思いましたよ。
でも、実際CDを聴いて「それは絶対ないな」って確信しました。

そんですぐ次回作発売決定の知らせがあって、あぁこりゃぁもう完全にスイッ
チ入っちゃったなって感じで。
ホントCD買い続けててよかったと思いましたよ。

しばらくボニさんに気持ちがいってましたけど、いやぁ両方ってのもありですよ
ね。

鬼も"美人すぎる女性シンガー・ソングライター"ってことで本人もかなりその
あたり神経質になっていたでしょうね(こちらは実力も外見並み、いやそれ以
上ですけど)。

鬼束ちひろ 『X / ラストメロディー』

X / ラストメロディー

MAXI SINGLE
2009.5.20 RELEASE
¥1,000(税込)
ユニバーサル ミュージック合同会社

ネット上では以前から広く知られていた藤川優里八戸市議が秋葉原のある
イベントに姿を現した。
ネット上の画像では姿を拝見していたが、テレビ画面で観ても確かに"美し
すぎる"と言われても言い過ぎではないなと思った。

しかし当然マス・メディアには彼女の存在を素直に歓迎しない輩がいる。
【戯言戯画】藤川優里 祝「世界一」...太宰を読みなさい

マス・メディアのにんげんはなにかと文学や新聞(なぜか他のメディアを差
し置いて)を読めと言うが、正直いまの時代ネット上の情報のほうがよっぽ
ど実生活の役に立っている。
文学や新聞は確かに人間の内面を形成する上でたいへん影響力があるが、
べつにそれによって人間的に成長するとは限らない。
かえって厭世的になったりして人格形成にマイナス効果になることは大い
にある。
ましてや太宰なんてまさにそうだ。
ネット上の記事のなかには、そこらへんの並の新聞記者には書けないよう
な秀逸な文章も存在する。新聞社なんてしょせん一民間企業である。スポ
ンサーによる記事内容の制約が存在するから本質をぼかしたり記事その
ものの掲載を避けたりすることなど日常茶飯事である。

朝日新聞はカラ出張問題を適切に処理し解決策を講じたのか?

わたしは忘れたころには何度もこのことを言わせてもらう。

「公務員の給料は高すぎる!」という非難の声が巷ではよく聞かれる。
むかし公務員は給料が安い代わりに身分が安定していると言われた。
しかしそれも日本経済が右肩上がりだった時代の話。景気の悪い昨今では
民間の賃金は低く抑えられ、相対的に公務員の給料は高く感じられるよう
になった。
そもそも公務員の俸給(給与)は『民間のそこそこ大きな企業の給与』の相
場をもとに人事院が政府に勧告した(人事院勧告)俸給額をもとに政府が給
与法改正案を国会に提出し、それが可決されることにより最終的に決定す
る(国家公務員の場合)。
だから国内で大部分を占める中小企業の給与事情は公務員の俸給には反
映しにくい仕組みになっている。

わたしの率直な感想を申し上げると、いまの時代公務員なんて給与が高く
なければやってられないと思う。それでもわたしのように辞めてWebクリエ
イターなどという真逆の職に就く者だっているのだから。

まずわたしの周辺に関しての話として前置きしておくと、公務員はいまどんど
ん人員が削減されている。しかし公務は法令に基づいて発生しているのでそ
れに応じて簡単に減らせるようなものではない。それは真綿で首を絞めるよ
うに職員の勤務状況に影響してくる。
実際わたしがいた部署は2ヶ所ともいきなり人員を1名減らされ、わたしの仕
事は2人分になった。
そんなこんなでヒイヒイ言っているところに国立大学の独立行政法人化の話
が浮上した。わたしが公務員を目指したのは正直安定を求めたからである。
ふだんの職務が厳しいうえにその安定も脅かされようとしていたのである。
わたしは焦っていた。正直やや理性を失っていたふしもあったと思う。辞める
ならまだ若いうちのほうが選択肢がある。そう思って30になる直前に公務員
を辞めた。その後ウェブの勉強をし、Webクリエイターに落ち着いたのはそれ
から約半年後であった。

わたしは公務員の給与は民間より少し高いくらいが妥当だと思う。民間では
上っ面の面接だけで採用を決めてしまうところが多いだろうが、いまは公務員
の面接試験も厳しい(現にわたしも落とされた)。そこへたどり着く前に1次の
筆記試験がある。わたしのころはたしか10倍近い倍率のところもあった。それ
だけ学生時代しっかり勉強しておかなければ公務員にはなれないのである。

そう考えると民間企業を経験したわたしにとっても、公務員の給与は一概には
言えないが、総じてそんなに高いとは思わない。なんのために必要なのかわ
からない仕事も多いし、ちょっとミスをしただけで本省(霞ヶ関)に伺いを立てな
ければならない。どんなに一所懸命働いてもほとんんど給料アップになどつな
がらない。
だから民間との賃金の差額は"我慢料"だと思う。公務員の仕事は巷に思われ
ているほど楽ではない。

ONE

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ようやく自分のなかで感想みたいのがまとまってきたので...。
このアルバムは先行シングル(Joy / Happy Ending)のイメージ
を持って聴くとかなり裏切られます。
レゲエっぽいのあり、R&Bっぽいのあり、しまいにはボニさん、ラッ
プってるし。
個人的にはいい方向に裏切ってくれたなって感じです。

オススメは2曲目の『フューシャ フューシャ フューシャ』。
レゲエ調なんだけどしっかりBONNIE PINKらしさ満載の1曲。
っていうか"BONNIE PINKらしさ"ってなに? って考えると、特定
のそれらしい音楽のイメージが浮かんでこないのがBONNIE PINK
の音楽っていう結論になる。
これだけいろんなテイストの音楽をハイレベルに表現できるアーティ
ストってほかにいるかな?

正直年齢的にそんなに若いとはいえないのにもかかわらずまだまだ
今後に無限の可能性を感じる、このアルバムはそんな一枚ではない
でしょうか。

いまどきこんな夢を持っている子どもたちがどれくらいいるかわからない
けど、そういう夢は持たないほうがいいんじゃないかな?
だって最終的に宇宙飛行士になれるかどうかは"きわめて政治的"に決
められちゃうものなんじゃない?
とくに日本人で宇宙に行けるひとなんてほとんどゲスト扱いでしょ?
ジャーナリストが宇宙に行ったことだってあるし。

そんなのを目指すより自分の力だけで勝ち取れる夢を目指そうよ。
もちろん運も必要なことも多いけど、そのほうが夢が破れたとき納得でき
ると思うよ。
スポーツでもメジャーなやつほど実力でなんとかなるだろうし、お笑いも
最近は事務所のハンディも少なくなってきたし、たぶん実力が大きくもの
をいう世界だろう。
音楽もそうだね。ただ、政治的な要素も大きいと思うけど。
でもアイドルは宇宙飛行士に近いね。できればやめといたほうがいい。

結局夢なんて叶わない確率のほうが圧倒的に高いんだよ。だってそうじゃ
なきゃ夢って言わないんだから。
夢破れたとき納得できるように実力でのし上がっていける道を選ぼう。

ブレる裁判所

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福岡市東区で06年8月に起きた3児死亡飲酒運転追突事故の控訴審
判決が福岡高裁であった。
1審では飲酒の事故への影響を認めず危険運転致死傷罪を適用しな
かった。
しかし控訴審では一転その適用を認め、懲役20年の実刑判決を言い
渡した。

立法の趣旨からすれば、まさにこのようなケースを想定して01年に危険
運転致死傷罪は新設されたのであるから、本来1審でも当然この罪が適
用されるべきはずである。しかしこの犯罪が認められるためには被告が
飲酒により通常の運転が不可能な状態であったことを検察側が立証しな
くてはならない。ところが被告は事故の後逃走し、水を大量に飲むなどあ
る程度の判断力を持っていたため、本来ひき逃げや証拠隠滅としてさら
に厳しく罰せられるべきはずが、かえって正常な運転が困難なほど酔って
はいないという判断が1審ではなされたのであった。
今回控訴審をむかえるにあたって検察側に真新しい証拠はとくになかった。
にもかかわらず裁判所の判断は覆された。これはさきにも言ったようにさら
なる犯罪行為そのものがかえってもとの重大な犯罪の立証を困難にする
という"法的矛盾"が存在することが大きな原因だろう。
このような法的矛盾は本来立法の段階でよく考慮されていなければならな
いのだが。
また"故意犯"とはいっても1審で認定した"過失犯"との量刑の点において、
場合によっては殺人罪よりも重くなる危険運転致死傷罪はあまりにも厳罰
過ぎるのではないかという意見もある。

いずれにしてもこの判決は裁判員制度にも大きな影響を与えることになる
だろう。

小さな巨人

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『ドカベン』、『大甲子園』に出てくる明訓高校のエース・里中智は野球
マンガには珍しい技巧派投手である。
しかも設定では身長168cmということになっている。
中学時代は補欠、いや正確には投手をさせてもらっていなかった。
同級生たちにはスローボールとバカにされ、意地もプライドも捨ててア
ンダースローに変え、変化球投手になった。
それでも中学時代の里中は、結局マウンドに登る機会はなかった。

ここまでのところはかなり自分とダブるところがある。
アンダースローにはしなかったが、背は小さかったし球がおそいと言わ
れていたことも、変化球の切れはエース以上だったこともいっしょだ。
もっともそれは高校時代のことで、やっとそのころ中学時代の里中に追
いついた感じだった。
性格もプライドが高いわりには繊細で小心者なところが似ている。

しかし高校時代には本物の"小さな巨人"が同級生にいたのだ。
背はわたしよりさらに小さかったが、そのハンディをものともせず、切れ
のあるストレートと正確なコントロールで、とてもわたしの"ライバル"な
どと呼べる存在ではなかった。

里中は山田太郎とバッテリーを組んだことで花開いた。
わたしのなかでは高校時代のひじや肩の酷使で里中の投手人生は終
わったことになっている。だから『ドカベン プロ野球編』以降の作品はま
ったく評価していないし興味もない。

結局わたしは高校でも里中に追いつけなかった。当たり前だ、実在する
投手で里中に匹敵する実績を持つのはPL時代の桑田ぐらいだろう。
それでもわたしは草野球を続けるうちに投手として致命的な欠点だった
投球フォームの欠陥を修正できたため、速球投手とは言えないまでもそ
こそこのスピードはでるようになった。
考えてみれば、運悪く野球の盛んでない土地に育ったため、投手として
のスタートがひとよりおくれたのは残念だった。
小学校時代くらいからもう少し早く投手としての経験を積んでいれば、ま
たちがった展開になっていたかもしれない。

今日ニュー・アルバム『ONE』が届いてました。
さっそくiPodに落としてランニングのとき聴いてましたが、またまた
秀作ぽいじゃないですか!
断言できないのはボニさんの曲は(詞が難解という意味ではなく)
"音楽的に難解"なので、理解するのに時間がかかるからです。
なのでアルバムの感想はまたあらためて載せたいと思います。
いま言えるのは『妄想LOVER』ってなんか"(椎名)林檎チック"な
タイトルだなってくらいかな(『慰みブルー』もそうか)。

今回はうっかり観逃すところだったBS2の『ウェンズデーJ-POP』
について。
ボニさんでがっつりライブ3曲もやるとはNHKさんわかってらっしゃ
る。ただ選曲的にアルバムの販促にはならないような(『Happy E
nding』、『Joy』はシングルカット曲だし、『A Perfect Sky』にいたっ
ては今回のアルバムとはなんの関係もないし)。

それにしてもボニさん、また女っぷりあげたんじゃないですか?
街でふつうにナンパされてもおかしくないような若々しさ。
"赤髪"のころはとにかくいい音楽を創るためなら世界中どんなとこ
ろへもだれのところでも飛んでいくくせに「異性のハートをつかむ」
ことには無頓着に思えたのですが(正確には当時ボニさんのことは
赤髪のひととしか知らなかったのでいまの時点での想像ですが)、
いまは完全に"両立"してる感じです。

おっと、そうしている間にアルバム1ターン終わったようです。なんか
秀作って断言していいかもしんない。過去最高かはわからないけど
まちがいなくBONNIE PINKの歴史に名を刻む一枚ではあるはず。
っていうかボニさんのアルバムはそれぞれ志向がちがっていて、個
人的にはどれがいいとか単純比較できないんだけど。

正直ボニ歴1年にも満たないわたしは、まだ過去のアルバムさえ聴
き足りていないのだけど、林檎・鬼から乗り換えてたぶん正解。
いや、ちゃんとおふたりもまだ追いかけてますよ。

BONNIE PINK 『ONE』

ONE

ALBUM
2009.5.13 RELEASE
¥3,500(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン

昨日開かれた小室哲哉被告の判決公判で裁判長ははじめに被告が有
罪であることのみを述べ、主文を後回しにした。
これは主文を述べた瞬間、報道関係者が一斉にその内容を外へ伝えよ
うとバタバタ音を立てるので、いちばん被告にしっかり聞いてもらいたい
判決理由を騒がしくない状態で聞いてもらうよう考慮したものと思われる。
しかし報道関係者の無神経さはその上を行っていて、結局主文が後回
しにされた旨を伝えに走り回ったようだ。

確かにいままでの裁判では主文をはじめに述べるのが一般的だったが、
判決理由をしっかり聞いてもらうためにもこの方法はいいかもしれない。
主文が最後に述べられることが慣例になれば、無神経な報道関係者も
公判の終わりまでバタつくことはなくなるだろう。

判決については、確かに小室氏には深い反省の色がわたしには感じら
れので、執行猶予付きは妥当ではないかと思う。
ただ、ミュージシャンとして再びよい音楽を創りだすことができるようにな
るかは正直難しいと思うが。

この番組もウェブもない20年くらい前の時代には、われわれボクシン
グファンの情報源は生中継される国内の世界タイトルマッチやボクシ
ング雑誌、深夜のボクシング中継くらいしかなかった。
いまだにわたしが大切にしている『ボクシング昭和名勝負不滅の10
0番!(平成元年刊)』と『ボクシング世界の名勝負100番(平成2年
刊)』の2冊の本、これがなければ日本と世界の基本的なボクシング
の歴史について知識を得ることはできなかった。
さらにそこで得たむかしのボクサーの姿を観たければ、神保町の書泉
ブックマートで怪しげに売られているリング・ジャパンのボクシングビデ
オぐらいが頼りだった。

そんななかBS放送がはじまり、この番組も同時にスタートした。
テレビでほぼオンタイムに世界のボクシングが観れる! ボクシングフ
ァンの多くは興奮した。
でも正直こんなに長くこの番組が続くとは思っていなかった。ボクシン
グ愛好者はこの20年間安定した人数で推移し、この番組を支えてき
たのである。
最初にジョー小泉さんと浜田剛史さんを解説に据えたのは大きかった。
マッチメーカー、トレーナーの経験を生かして幅広いボクシングの知識
を有する小泉氏とそのボクシングスタイルからは想像もつかない冷静
で的確な解説をする浜田氏、このふたりの功績は大きい。
試合の注目度とは無関係に、注目株の選手の試合を積極的に放映し
たことの意義も大きかった。

いまはYouTubeなどでむかしの選手の動画も観ることができるように
なった。むかし頭の中で想像したあの試合はこんなものだったのかと
知ったときの感慨は格別である。

今月WBCスーパーバンタム王者・西岡利晃とWBCフライ級王者・
内藤大助の防衛戦がおこなわれる。しかもどちらも敵地での試合だ。
西岡は23日(日本時間24日)メキシコで同級2位のジョニー・ゴン
ザレスと、内藤は26日中国で同級10位の熊朝忠(ション・ザオゾン)
とそれぞれ対戦する。

いままで海外での防衛に成功した日本人選手は渡辺二郎しかいない
(徳山も成功しているが日本国籍ではないので)。
防衛戦は興行的にもあえて国外でするメリットもないし、敵地の不利
な状況下に危険を冒してトライする王者もいままで日本にはほとんど
いなかったのである。
しかもふたりともかなり条件が厳しい。とくに西岡の対戦相手は手ご
わいとみる意見が多い。試合の日程もなかなか決まらなかったし、新
型インフルエンザの影響で今後どんな変更があるかもわからない。
内藤もランク下位の選手相手ではあるが、中国・上海という場所では
有形・無形のプレッシャーがのしかかってくると思われる。中国人応
援団の異様なまでの"反日ぶり"はサッカーのアジアカップでも問題
になったところである。

はたしてふたりはこの難関をクリアできるだろうか?

カーブの魔力

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『週刊ベースボール』でカーブの特集をやっていた。
この雑誌、ふだんはまったく読まないし、ましてや買うわけがない。
しかし話がカーブとなれば気になって買わずにはいられない。

最近カーブで名を上げたのは埼玉西武の岸投手だろう。
日本シリーズで巨人打線を手玉に取ったあの落差の大きなカーブは記
憶に新しい。最近はストレートに近い速度で小さな変化を使ってバットス
イングの軌道をわずかに芯からはずす変化球を使う投手が多いが、落
差の大きいカーブに対しては打者の受けるイメージもまったくちがう。

小さく変化する球に対し、打者の多くはストレートに的を絞ってスイング
している。しかしカーブに対してはバットスイングの初動に入るまでに打
者はカーブであることを認識している。このちがいは大きい。
カーブは狙い球ではないと見送るか、それとも狙って打ちにいくか打者
は早い段階で判断できる。だから打ちにいったときにカーブのコントロー
ルやキレが甘いと球速がおそいだけに打者にとっては"絶好球"になる。
カーブを多投する投手が減ったのにはそういう背景があると思う。

逆にこのカーブにキレがある投手は強い。さらにカウントを取るカーブと
空振りを取れるカーブの投げ分けができれば鬼に金棒だ。

以前牛島和彦氏がカーブを覚えるのにピンポン球を使ったと言っていた。
じつはわたしもカーブを覚えたのはこの練習のおかげだった。
また現横浜の工藤公康投手はよくボールを親指で弾いて上方にあげる
練習をしていたという。ほかの投手もやっていたが、工藤投手ほど高く上
がるひとはいなかったという。じつはこの動作もわたしはよくやっていた。
床にあお向けになってこの動作をやると、ボールは高速スピンを描いて
天井近くまで上がった。この天井付近にとどめること、またななめに弾か
ないことがこの練習のキモであった。つまりこの練習にはカーブの曲がり
を鋭くするだけでなく、コントロールをつける意味もあったのである。
ちなみにわたしはこの逆の回転もできた。順回転ほどスピンはかからな
いし、高くも上がらなかったが、これはもうひとつの決め球であったシンカ
ーの練習になっていた。

ただ残念ながらわたしはカウントを取るカーブを覚えることができなかっ
た。球の変化だけはめっぽう鋭いのだが、それだけにコントロールがつけ
にくくカウントを悪くして結局おそいまっすぐを投げるしかなくなり痛打され
るパターンだった。ただしカーブやシンカーがストライクゾーンに決まって
いるときは、まったくと言っていいくらい打たれなかった。

岸投手の影響で、今シーズンはプロ野球全体の投手の投球パターンが
変わったような気がする。
静かなる『カーブの復権』がはじまっているのではないだろうか。

"科学"は日々進歩する。
というか、科学には「後退する」という前提がない。
例えば、マルクスによる資本主義社会から共産主義社会へ移行する過
程についての理論は、ある時期まで一部では"科学的"とされていた。

1990年に栃木県足利市でおきた幼女殺害事件の裁判において、もっ
とも重要な証拠とされたのは当時導入間もなかったDNA鑑定の結果で
あった。
DNA鑑定はこれまでの警察の捜査方法を根底から覆すくらい画期的な
ものであった。画期的であったがためにその方法の斬新さばかりに気を
とられ、結果的に鑑定結果の精度の低さに目が向けられなかった。
"科学的"であるはずが、じつは"非科学的"だったのである。

DNA鑑定の"神話"を信じたのは栃木県警だけではない。検察も裁判官
も、そしてマスメディアもである。

わたしが中学・高校のとき、『科学する野球』という本がはやった。
その理論を端的に言うと、例えば消しゴムをねじるともとに戻ろうという力
が生まれる(『内部応力』と言われていた)。それを野球の動作に応用すべ
きだという話で、投手で言えばバックスイングのときできるだけ捻りを加え
ることによって大きな内部応力が生じ、結果力強いフォワードモーションが
得られるといったようなものである。

その理論をまさに地でいっていたのが高校初期の桑田真澄投手である。
彼は高校2年の夏くらいまではひと一倍大きなひねりを加えた脚の上げ方
をしていた。しかし、彼はこの理論に疑問を抱き、高3のときにはもうすで
に以前とはまったく異なるフォームに変えていた。いわゆる"静かなフォー
ム"への変化である。
このことは彼がプロ以降トレーニングに古武道を取り入れたことでかなり
有名になったが、松坂なども桑田に習ってあまり捻らないフォームに変え
たといわれている。
わたしも当時この本を読みながら、「ホントかなぁ?」と思った記憶がある。
実際やってみればわかるが、最終的にフォワードモーションを速くするため
にこの予備動作はあまり意味がないと思う。せいぜい脚はプレートと平行
なくらいの捻りでいいと思う。

話が大幅にずれたが、"科学"という言葉はいわば魔法なのである。
科学的というだけでなんだか話に説得力が出てしまう恐ろしいものなので
ある。
しかし、ものごとの科学的側面を無視することはできない。いわば程度の
問題で、ここからは科学的、ここまでは非科学的というものではないので
ある。

足利事件裁判では当時のDNA鑑定という"科学"を大多数のにんげんが
信用してしまったため、あってはならないことが起きてしまった。
これはDNA鑑定だけの話ではない。これから裁判員制度がはじまればこ
の手の問題はますます処理しきれない難題として裁判員たちに降りかかっ
てくるだろう。

"科学"はまず疑ってかからねばならないのだ。

パッキャオが新型インフルエンザの影響で、フィリピンへの帰国延期
を要請されているという。本来なら明日には国内で凱旋パレードが行
われる予定だったらしい。
ハットンは強敵だったとはいえノンタイトル戦なのに(いちおうマイナー
団体のタイトルはかかっていたが)。パッキャオが勝ったあとは毎回フ
ィリピンではそんな感じなのだろうか?
なにしろオリンピックに出るわけでもないのに、フィリピン選手団の旗
手をさせられるくらいだから。
もっといえばミンダナオの内戦がパッキャオの試合中には停止される
らしいし。

日本人には残念ながら彼にあたるひとはいないな。イチローでも遠く
及ばないだろう。

このままいったら本当に将来大統領になるのではないだろうか?

う~ん、個人的には"ドラマ"として観るしかないような気がします。
現実に事件に係わった加害者・被害者を忠実に描写しているようには
思えないからです。
わたしは加害者家族に接したことはありませんが、自殺に追い込まれ
た友人の家族と接したことはあります。

彼の葬儀が終わったあと、中学時代野球部でともに活動した同級生と
ともに友人の自宅に招かれました。そこでお父さまからその日に至るま
でのいきさつをうかがいました。
お父さまはとても冷静でした。実の子が電話口で脅され、恐怖に打ち震
えるさま、自宅の金銭がなくなっていったことなどをたんたんと話してく
ださいました。お母さまは傍らで静かにハンカチで目頭をおさえていま
した。

ドラマでは「現実に向き合うこと」が望ましいように描かれていくようです
が、それに耐えられるようなひとは少数ではないかと思います。
友人のご家族はまるで介護し続けた親が亡くなったかのような、むしろ
安堵を感じさせるご様子でした。
この"事件"は新聞にもテレビにも報道されず、警察ざたにもなりません
でした。被害者家族と彼が通っていた高校の意向だったのでしょう。

友人が"殺された"のだから、わたしも被害者のはずです。でもわたしは
その当時それ以上事実を突き止めたいとは思いませんでした。いまだ
に加害者が誰なのかさえ知りません。わたしは彼に友人と呼ばれる資
格はないのかもしれません。

22年経ったいま、心境はかなり変わりました。いまも加害者が誰だった
のか突き止めようとは思いません。ただ、22年前とちがうのは自分の
生活を守ることを優先しているからではなく、感情的になり、とんでもな
いことを起こしてしまうことを恐れているからです。

あの事件に関する新しい事実を知ってしまわないように、わたしはいま
だに彼の墓参りにすら行っていません。わたしはいまだに現実から目を
そむけ続け、それが最善の策だと思って生き続けています。

日本の文化やしきたりに造詣が深く、それをとても大事にしているよ
うな外国人に対しこういう言葉を使うことがあるが、この言葉は決し
て軽々しく使ってはいけない。
仮にそのひとが本当に日本が好きであっても、そのひとには別の祖
国があり、それに対するアイデンティティはやはり日本に対するそれ
とは別格である場合が多いからである。

この感覚は日本人にはなかなかわかりにくいものであるが、たとえ帰
化して日本人となったようなひとでも、祖国へのアイデンティティは往
々にして強いものである。日本人になったからといっても彼らの人格
形成にいちばん影響を与えてきたものは祖国の地で育ってきた文化
や習慣なのである。

だから安易にこの言葉は使ってはいけない。日本人の真の国際化の
ためにも。

ミュージシャンの忌野清志郎さんが亡くなった。
おもしろいオッサンだった。惚れただの腫れただの唄っている"ロック
といわれる曲"が蔓延しているいま、ロックに反骨とか反体制みたい
なことをいまだに求め続けていた姿が印象的だった(正直思想的に
は底が浅く感じていたけど)。
個人的には『ロック』といわれるものとはなんとなく"それらしい"体裁
を備えていればそう呼ばれてしかるべきだと思っている。もっと言え
ば、やっている当人たちがロックだと思っていればロックなのだと思う。
確かに清志郎さんのようにロックには本来、オルタナティブな面があ
ったと思う。でももうビートルズの時代にいわゆるロックといわれる音
楽はオルタナティブではなくなっていたと思う。
みんなが支持し、レコード会社の発売するレコードをいっぱい買って
ロックはビジネスとして成り立っていったのだ。
だから『オルタナティブ・ロック』ってへんな言葉だと思う。ロックという
言葉自体に本来オルタナティブっていう意味があるわけだから。

別にロックだからカッコイイってことないし、ロック以外の『ポップス』を
見下す理由なんてないと思う。ただやっぱりわたしにはカート・コバー
ンへの想い入れが強いので、たくさんのひとに支持され、CDもたくさ
ん売れ、ミュージシャンとしてこれ以上ない"成功"を収めたことこそが
彼自身を苦しめていった、90年代というごく最近にそういう感性を持
っていたにんげんの音楽だけはなんらかの別の括りにしてほしいと
思っている。

今回の対戦相手、リッキー・ハットンは決して弱い選手ではない。その
証拠に長谷川穂積はこの試合ハットンの勝利を予想している。ボクシ
ングファンならだれもが知っている事実だ。
ところが結局ハットンは何もできずに2ラウンドで沈められた。
結果としてみればパッキャオの圧勝、しかしわたしに限らずボクシング
ファンのみなさんはこの試合みごとなパッキャオの作戦勝ちだと思った
はずだ。

ハットンの持ち味は馬力を生かした接近戦の連打。とくにボディ打ちの
上手さには目を見張るものがある。それを封じるためにパッキャオは徹
底的に相手の出ばなに右を合せてハットンの距離を封じた。
最初のダウンはその流れのなかで当たった右フックだった。このダメー
ジが効いたハットンは前に出る脚が止まってしまった。
こうなるとパッキャオの"伝家の宝刀"左ストレートが当たる距離だ。
このラウンドさらにダウンを追加して1ラウンドは終了。
2ラウンドも流れは変わらない。パッキャオはさらに左のパンチを増やし
て積極的に攻めた。
フィニッシュ・ブローは左のロングフックだった。流れのなかで自然に出た
みごとなパンチ。タフなハットンがピクリとも動かない完全KO。パッキャ
オはパンチ力でもこのクラスで見劣りがしないことを証明した。

今後はフロイド・メイウェザーとファン・マヌエル・マルケスの勝者との対
戦が濃厚とのこと。マルケスファンのわたしとしてはマルケスに勝って
ほしいが東洋人がメイウェザーに勝つなんていう夢のようなことが実現
するかもしれないので、マルケスには悪いがここはメイウェザーに勝って
もらいたい。ただしマルケス大健闘の試合になればなおベター。

卓球に目をつけたのはテレ東さん大正解ですよ!
連日目が離せない状態ですもん。

卓球といえば中国が圧倒的に強いのはご存知のとおり。あまりに強す
ぎて、国内では大きな大会に出場できない選手らが他国に大量に流
出していることをご存知の方も多いだろう。
それが今日とんでもないことが起こった。日本の高校生松平健太選手
が北京オリンピック金メダルの馬琳選手をフルゲームまで追い詰めた
のである。ただでさえ強い中国選手のなかでもトップクラスに君臨する
選手を帰化選手でない日本の高校生があと一歩のところまで迫ったの
である。
ルーベン・オリバレスを金沢和良があと一歩まで追い詰めたみたいな
もんですかな。だからボクシングたとえは余計わかりにくいって。

う~ん、いまさらだけど本当にたわいのない行為だと思いますけどね。
逮捕のとき暴れたぐらいで、まわりに危害を与えたわけではないし。
でも有名人ともなると"やってはいけない行為"の境界線が一般人と
比べると著しく厳しくなるのが現実。いままで本当に模範的な人物だ
っただけに今回の件は大いに同情します。

ところで彼の名前で使われている『彅』という字、PCの変換でもなか
なか出てこないと思います。
それでもこのように表示される字はいいのですが、例えば辰吉の『吉』
などは正しくは下が長い『つちよし』と呼ばれるものが使われているの
ですが、一般的に使われているPCではおそらく表示できないでしょう。
そういう場合よくやったのがいくつかの文字のパーツを組み合わせて
画像編集ソフトでつくる方法です。外字エディタなどを使ってテキスト表
示できるようにしても当然それが使えるのはその文字を登録したPC
だけです。そこでそういう文字は画像データとして表示させてしまうの
です。

それにしても『つちよし』などはかなりよく見かける字なのですが、特別
なフォントセットなどを入れない限りふつうのPCではいまだに表示でき
ません。ソフトがハードに追いつかない一例ですかね。

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