『アメトーーク(テレ朝系)』の影響で、最近はふつうの会話の中で「お前、
『朝弱い芸人』だな」などという言い方をするようになった。
もちろん相手は芸人ではない。しかし『○○芸人』という言い方はすっかり
わたしの周りでは定着している。
この番組で脅威の最高視聴率15.2%を記録したのが『家電芸人』。
家電に強いひとは数多くいるだろうが、やはり芸人ならではの話のうまさ
が家電の知識の上にミックスされてはじめて番組として成立する。
家電に限らず、あるお題で芸人をくくると彼らの知識と話術が相乗効果と
なってトークの幅を広げる。だからもちろん台本なんて必要ないのだ。
その日のトークが盛り上がるかどうかはなにで芸人を"くくる"かにかかっ
ている。家電芸人が一般受けしたのは『家電』という素人にも興味を抱き
やすい"くくり"を用意したこと。トーク的にはもっとマニアックなくくりのとき
のほうがおもしろかったりする。個人的には『昭和プロレス芸人』の回がい
ちばん好きである。
それにしても、この番組での土田晃之の貢献度は絶大である。彼のユー
ティリティーぶりには雨上がりも相当助けられていると思う。彼のおかげで
ひとりの芸人のトークが孤立せずつぎつぎと他の芸人のトークへ連結され
ていく場面を何度も見てきた。
また、この番組は芸人自身が企画を持ち込んだり、スタッフと芸人の雑談
からアイデアが飛び出したりするという。芸人のこの番組への愛着ぶりが
うかがえる。
あるスポーツ誌によると、先日『腰痛い芸人』の収録が行われたという。
土田も出演している。いまから放映が楽しみだ。

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