あのときのアヤックス

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わたしはサッカー選手ではリトマネンが好きである。
わたしは欲張りなのでひとつのことに秀でていて、なおかつオールラ
ウンダーであることを望む。自分にも、好きな選手にも。
リトマネンはトリッキーなプレーで観るものを驚かせたりはしない。
華麗なフェイントがあるわけでもない。
表現するとすれば"ボールへの嗅覚"に優れているとでも言おうか。
"ゴールへの嗅覚"ではなく、"ボールへの嗅覚"である。
彼はこぼれ球を拾うのがうまいのだ。DFがクリアミスでもしようものな
ら、必ずといっていいほど嗅ぎつけて自分のボールにする。
悪く言えばハイエナみたいなところがある。
それらのプレーのひとつひとつは決して目立たないが、そのほとんど
を得点チャンスに生かす能力がある。これが彼のとくに秀でている能
力である。
そして『シャドー・ストライカー』としての能力もあり、パスの能力もある。
もちろん守備だってする。

そんなリトマネンの能力が存分に発揮されたのが94-95シーズン
だった。

GK:ファンデルサール
DF:ライツィハー、ブリント、F・デブール
MF:ライカールト、セードルフ、ダービッツ、リトマネン
FW:フィニディ、R・デブール、オーフェルマルス

チャンピオンズ・リーグを制したときのスタメンがこれ。
途中交代でカヌー、クライファートが入っている。なんて豪華なメンバ
ーなんだ!
ただ、この試合のリトマネンはミランのデサイーに完璧に抑えられて
クライファートに換えられた。
しかしシーズンを通してみれば、このチームの中心がリトマネンであ
ったことは明らかだ。

ボスマン判決以後、アヤックスはすっかり輝きを失ってしまった。あの
ころのアヤックスに戻ることはもはや財政的に不可能だろう。

ちなみにファンハールは人間的にはあまり好きではないが、彼のサッ
カーは好きである。

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このページは、nissyが2008年12月17日 23:21に書いたブログ記事です。

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