パッキャオがスゴいという理由

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パッキャオを語るとき、絶対にはずせないのがマルコ・アントニオ・バレ
ラ、エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケスの3人だと思う。
ちなみに3人ともメキシコ人である。
しかしその前に触れておきたいボクサーがいる(話が回りくどくなるがご
勘弁を)。

そのボクサーとはナジーム・ハメド(英)である。

ハメドは90年代に圧倒的な強さを誇ったボクサーで、そのボクシングス
タイルはほかに例を見ない異端のものであった。
リードブローをほとんど打たず、上体の動きだけで相手のパンチをか
わしきっていまう。しかもその体勢からKOパンチを繰り出すことができ
る。KO率はフェザー級としては驚異的な90%以上という数字。リカル
ド・ロペスのボクシングが"神のボクシング"だとすれば、さしずめハメド
のそれは"悪魔のボクシング"と言えるだろう。
ある選手と対戦するまで、無敗街道を突き進むハメドを誰も止めること
ができなかった。

そのハメドに正統派ボクシングで真っ向から対抗し、文句なしの判定勝
ちを収めたのがマルコ・アントニオ・バレラであった。
バレラに敗れたハメドはその後もろくも転落人生をたどる。人身事故を
起こし服役を経験するなど現在はほぼ引退状態にある。

このバレラとモラレス、マルケスはたびたび激闘を演じた。モラレスとは
3回闘って2勝1敗、マルケスとは1回の対戦だけだが惜しい判定負け
を喫している。
つまり、あのハメドを破ったバレラと同等の力を持つボクサーがメキシコ
にはほかに2人もいたのである。

その3人と対戦し、全員からダウンも奪っている東洋人で初めてラスベ
ガスでメインを張れるようになった男がマニー・パッキャオであった。
パッキャオはバレラと2度闘い2勝、モラレスとは3度闘い2勝1敗、マル
ケスとは1勝1分。なんとこの3人にすべて勝ち越しているのである。パ
ッキャオがフライ級上がりであることを考えれば、この3人の名選手相手
にこの戦跡は大いに賞賛すべきであろう。

もちろん体重以外に年齢的な要素もあろう。しかしそれを持ってしても余
りあるパッキャオの強さ。コンディション不良のデラ・ホーヤに勝ったことよ
り、むしろこのフェザー級とその前後の頃の闘いぶりのほうが評価に値す
ると思う。

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このページは、nissyが2008年12月 8日 23:12に書いたブログ記事です。

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