残念ながらメダルには届かなかったが、彼女たちは素晴らしいパフォ
ーマンスを観せてくれたと思う。
世界の潮流がカウンター・サッカーであるなか、日本は今年EURO
を制したスペインが観せたポゼッション・サッカーに果敢にチャレンジ
した。
だが、北京で展開されたポゼッション・サッカーはまだ発展途上のよう
に見えた。澤、阪口で構成するボランチはおそらく世界最高クラスだろ
う。守備から攻撃へのつなぎという"ボランチ"の本来の意味でのプレ
ーを着実にこなしていた。ただ、このポゼッション・サッカーはカウンタ
ーに弱いことは周知の事実で、この両ボランチと安藤、宮間両サイド
ハーフ、近賀、矢野両サイドバックとの連携ミスから敵にパスが奪われ、
それが失点につながっていた。
もうひとつ大事なこと、男子スペイン代表にはフェルナンド・トーレスや
ビジャといった決定力のあるFWがいた。しかし、日本FW陣にはポゼッ
ション・サッカーをするうえで絶対不可欠な決定力が不足している。
課題はまだまだ多いが、それも掲げる目標が高いから言えること。アメ
リカともドイツともちがうサッカーで4強入りした、それだけでも十分価値
のあることだと思う。

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