漫画家の赤塚不二夫さんが亡くなった。
このひとがいなかったら、日本のギャグ漫画は10年、いや20年
遅れていただろう。
赤塚氏のギャグセンスは時代や世代を超えて親しまれた。
この健康ブームのご時世に、自分ががんであることがわかっても、
酒もタバコも止めない昭和の頑固者。
最後には目の見えないひとのための漫画を描くことを望み、点字
本を1冊出版した。そんな隠れた一面も持っていた。
タモリの芸を高く評価し、自分の家に住まわせたこともあった。漫
画だけではなく、笑いというものを熟知したひとであった。
結局、がんの公表から10年以上も生きながらえたわけだから、こ
の生き方は赤塚氏にとってきっと正解だっただろう。しかし72歳
はやはり若すぎる死であった。

コメントする