ひたむきさが力になる

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わたしの育った町では、夏休みに小学生を対象とした字別ソフトボ
ール大会があった。
大会までそれぞれの字に分かれて各自練習するのだが、夏休みに
入るまでは監督の指導なしに児童だけで練習をしていた。
夏休みに入る時点ではわたしの住んでいる字は同じ小学校のなか
でもいちばん弱かった。町のなかでも田舎の小学校にもかかわらず
である。
夏休みに入って、本業が大工の監督さんが早朝毎日練習を指導す
るようになった。
そして大会の初戦、相手は街のチームで、のちには中学の野球部
でいっしょになるような奴らがたくさんいるような強豪チームであった。
ところがどういうわけか、うちのチームが勝ってしまった。いま考える
と奇跡としか考えられない。将来野球部どころか、運動部に入っても
卓球部くらいの子どもたちが大仕事を成し遂げたのである。

いま冷静に勝因を考えてみた。うちの字の子どもたちは決して運動
能力は高くなかったが、みんな素直だった。監督の指導にしっかりと
従い、練習も真面目に取り組んでいた。その結果、夏休みになって急
激に実力がついたのだろう。

そのあと不戦勝があって、準決勝だったと思うが、うちのチームは惜
しい試合をしながら敗れた。
誰も大会前までうちがここまでやるとは思っていなかった。
逆にわたしが高校のときは、明らかに格下の相手にもともと守備のい
いチームだったはずがエラーのオンパレードで敗れた。
われわれに慢心があったのはまちがいなかった。

やはりスポーツは運動能力だけでは推し量れないものなのだろう。

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このページは、nissyが2008年7月 5日 23:28に書いたブログ記事です。

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