最近すっかり夏川結衣にハマっていることはすでにお話しましたが、逆に
なぜいままで彼女の魅力に気づかなかったのだろう?
いや、気づかなかったのではなく、『谷口六三商店』のとき、わたしは彼女
のコメディエンヌとしての才能にえらく感心した。
ところが次はどんなおもしろい役を演じてくれるのかと思ったら、彼女は
『夜がまた来る』の路線へ行ってしまったのです。
ここでおそらくわたしはドン引いてしまい、以後、夏川結衣の名前にも関心
を示さなくなってしまったのだろう。
一般のひとはどうだろう? 『谷口六三商店』も『夜がまた来る』もメジャーな
作品ではない。初のメジャー作品とも言える『青い鳥』は彼女の類まれなる
美しさを一部には知らしめることができたが、彼女の得意なコメディーでは
なかった。
そして一躍彼女の名を知らしめたのは『結婚できない男』だった。
それまでのあいだは『菊亭八百善の人びと』など彼女の持ち味を発揮でき
た作品もあったが、いかんせん世間に十分認知されたとはいえなかった。
『結婚できない男』の早坂夏美はまさに彼女にぴったりの役どころだった。
しかしこのとき彼女はすでに38歳、しかもこの役のときはかなりふけて見
えた(役づくり?)。
かくして『青い鳥』の『夏目雅子を彷彿させる美人女優』ではなく、『結婚で
きない男』の『演技力のあるオバサン女優』のイメージのほうが圧倒的に
強くなってしまったのです。
いま同時に放映している『トップセールス』と『無理な恋愛』、『トップセール
ス』はともかく、『無理な恋愛』では彼女の持ち味であるコメディエンヌぶり
をいかんなく発揮してるし、『結婚できない男』のときより若返っている印
象がします。最近売れている若い女優さんたちより、はるかに女として惚
れる要素を少なくともわたしは感じます。
ただいかんせん視聴率が...。

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