少し陰りがでてきた感があるが、世間はまだまだお笑いブームと
言えるだろう。
かつてわれわれが経験した“お笑い冬の時代”は訪れるのだろう
か?
あれは『漫才ブーム』と言われた時代、いまとおなじようにたくさん
のお笑い番組がブラウン管をにぎわせていた。
しかし徐々に番組は淘汰され、芸人も本当に実力のある芸人(ビ
ートたけし、明石家さんまなど)とそれに寄生するような力量のない
芸人(たけし軍団、何人トリオなど)だけが生き残るようになった。
もともと『お笑いスタ誕』などのちょっと外れたところの笑いに魅せら
れていたわたしにはこの時代は本当に辛かった。
やがてとんねるずが頭角を現し、お笑い界を席巻するまでひたすら
新しい笑いを待ち続けた。
漫才ブームの後半は師弟関係が幅を利かせ、おもしろくもない芸人
がテレビにはびこっていた。これからは大手事務所のバーター芸人
がそれに変わる存在としてその役割をになうだろう。
そうなったら『お笑いブーム』は終わりだ。
M-1ではサンドウィッチマンが優勝した。弱小事務所、非関西でも
評価されるいまはまだ歯止めが利いている。
お笑いブームはいつかは終わるだろう。しかしひとびとのこころに残
る形で終わってほしい。

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