新しい学習指導要領案が公表された。授業数を増やし、理数系にやや
重点を置いた内容になっているようだ。
田舎育ちのわたしにはよくわからないが、都会では私立中学へ進学す
ることがかなり一般的になっているようだ。しかし、結局は受験に有利だ
からという理由で、本当の意味での『学力』を向上させる目的ではないと
思う。
言うまでもないが、学習指導要領の掲げる指導方針と私立学校の学習
カリキュラムは目的がちがうのだから根本的に交わることはない。
わたしはいまの学習指導要領でも、児童・生徒がきちんとそれに従って
学習すれば十分な『学力』を得ることが出きると思う。
しかし、進学のためには学力とは無関係な受験のテクニックや難解な問
題を解く能力を身につけねばならない。
そして、実社会ではこの学力とは無関係な能力の方が生きる上で重要
になってくるのである。
以前話したかもしれないが、講義に毎回出席してノートをとり、教科書で
勉強し、よい成績をとるのと、先輩や友人ののノートをコピーして過去問を
集め、おなじ点数をとるのとどちらが社会において有益な能力かというと、
じつは後者だと思う。
社会において『学力』は、研究者や技術者などになる場合は別として、多
くの場合あまり意味がない。
暴論を覚悟で言わせてもらうと、ビジネスワークにおいて重要視されるの
は、他人の知識を利用して自分の手柄にするテクニックだと思う。
話はそれたが、『学力』は結局人間生活において、あまり大きな意味をもた
ないのではないかと思う。

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