いまから10年前、一夜限りの夢のユニット『ブリーフ4』が秋の
夜長にひとつの伝説を残した。それはいまだにお笑い界で語り
継がれる、歴史に残る“愚行”の数々であった。
『ブリーフ4』はビートたけし・笑福亭鶴瓶・今田耕司・東野幸治
の四人組で、テレビ朝日系列の特番『27時間チャレンジテレビ』
のなかで結成された。
企画を持ち込んだのはビートたけしとされる。当時映画監督と
して高い評価を受けていたたけしは、自身の原点である芸人と
してのポジションに危機感を持っていたのではないだろうか。
ビートたけし・笑福亭鶴瓶というお笑い界ではすでに一目置かれ
ていた二人ではあるが、若手芸人も真っ青の“がっつき”ぶりは
有名であった。一方若手から中堅にさしかかっていたころの今田
耕司・東野幸治にとって、本来前出のふたりは雲の上の存在の
はずであった。しかしふたりはそんな大先輩に臆せず、的確なツ
ッコミをいれていた。この功績によってふたりの評価は飛躍的に
高まったといえるだろう。
丹波哲郎邸で傍若無人な振る舞いで暴れまくるたけしと鶴瓶。
たけしは勝手に風呂に入り、鶴瓶に至っては脱糞までする始末。
いい大人がこんなにも馬鹿に徹しきれるさまをお茶の間に届けた
功績は大きい。
今年元日お笑いウルトラクイズが復活した。こういう“大人気ない
笑い”を日本はまだ必要としている。いや、こういう番組が楽しめ
る世の中でいつまでもあってほしい。

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