あるとき会社で韓国語で書かれた不鮮明なファックスを
文字におこすという作業を誰かがやっていた。
日本語でもファックスの文字は読み取りにくいのに、文
字の成り立ちもわからないにんげんがわかるはずがない。
そこで誰がどこで聞いたのかわたしがある程度ハングル
の読みができるというのを聞きつけたらしい。
といってもやはり不鮮明なファックスだ、はっきり断定で
きない文字も多い。
それでもいいからということでわからないところは推測で
置き換えていったがどこまで合っているかはわからない。
会社のひとはすごい特技を持っているような目でわたしを
見ていた。
いつかはとは思いながら、いまだに韓国語をマスターでき
ずにいる。

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