いつかはしっかり読もうと思っていていまだに読めずにいるのが
この小説。中学の国語の授業でとりあげられていたのを読んだ
のがきっかけだ。教科書でとりあげられていた箇所は一部だけ
で、最初の授業でははじめの数ページを学んだ。
しかしわたしはその文章に引き込まれ、休み時間に教科書に載
っているすべての部分を読み終えてしまった。
ここまで引き込まれる文章に出会ったのは初めてであった。
教科書に載っている部分は先生の友人Kが自殺するまでのいき
さつを先生が語った部分である。自分の御嬢さんへの想いのため
に恋敵となってしまったKを自殺に追い込んでしまった先生。これ
を読んだときなぜか自殺という行為が咎められるべき行為ではな
いと思った。そしてわたしが高校2年生のとき、実際に自分の間
近に自殺が起こるのである。
Kと死んだわたしの友人とでは境遇はちがうが、わたしのなかで
彼らを咎めることができないという意味では同じである。

夏目漱石著「こころ」、何回読んだことでしょう。
私には純愛小説に思えます。
同著の「三四郎」もなかなかいいですよ。