高校時代にパフォーマンス集団『ち○この会』に感化された
わたしは大学で悶々とした日々を過ごしていた。
そんなときひとつのニュースが飛び込んできた。
アントニオ猪木がイラクの日本人人質解放のためイラクに
出向き、人質の解放に成功したのだ。
わたしはゼミの時間、わざと別のクラスへ行って『猪木万歳』
と書いたビラを扉に貼り付けた。そしてその足で本来の自
分のクラスへ行った。
すると数日後、体育の授業に備え着替えていると、ある学
生に「あっ、猪木万歳のひとですよね?」と尋ねられた。
わたしのパフォーマンスはちゃんと認められていたのである。
ほかにも自分のゼミに掃除機のノズルや金属たわしを持っ
て入っていったりした。
ゆくゆくはこういうことが好きな連中で集まってなにかでかい
ことをやれたらいいなと考えていたが、『ち○この会』のように
行動力と表現力が伴うことなど奇跡に近いことなのだろう。
結局、わたしはただの変わり者であった。

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