わたしの通った高校では、芸術科目の選択が三つあった。
美術、書道、音楽である。
書道、音楽は負担が少ない一方、美術はいちばん骨の
折れる科目なので、それをあえて選択する輩はいわゆる
“文化系”の匂いのするのが多かった。
その美術を選択していたわたしはしばしば苦い思いをさせ
られた。
それは年に一度のスポーツ大会である。
1年次はラグビー、2年次は柔道、3年次はサッカーであ
ったのだが、いかんせん“文化系”の多い我々のクラスは
弱かった。
勝負がかかると目の色が変わるわたしはかなりイライラ
がつのった。
それとも自分がリーダーシップを発揮しやすい環境だった
からこそ余計に気合が入ったのかもしれない。

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