2007年4月アーカイブ

わたしはこの手のキャッチフレーズが好きではない。
しょせんにんげんの活動によって生じることは地球
の活動の一部なのである。
にんげんはにんげんの価値観を守るために地球
温暖化を緩和しようとし、絶滅危惧種を守ろうとする
のである。
それはにんげんの行為によって起こった生態系の
変化は、にんげん自身がもとに戻すべきだという
価値観からもたらされる思想である。

地球自身は地球温暖化など屁とも思わないだろう。
氷河期よりはずっとましだと。
もちろんこんな擬人法はわたしは好きじゃない。

そもそも国が提言するものかという問題もあるが、提言の
中身には首を傾げたくなるものが多い。
全体的に言って教育上有益であると言う科学的な根拠に
乏しいのである。
たとえば、「子守歌を聞かせ、母乳で育児」という提言に
ついては『子守唄』がどのようなメカニズムで教育上効果
があるということは明らかにされていない。母乳で育児
することについても明白な効果は裏付けられていない。
提言を全体的に見てもまるで“井戸端会議”の結論みた
いなことを言っているだけだ。
そもそも教育再生会議が“井戸端会議”的な“ゆるい”
議論を前提としているふしはあるが、この『親学』の緊急
提言、はたして効果があるのだろうか?

高速増殖炉

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自然界に存在するウランのほとんどの質量数は238
である。これらは通常核分裂反応は起こさない。
しかし、高速増殖炉はプルトニウム239と微量の
ウラン235(いずれも核分裂を起こしやすい)を
燃料とすることで、ウラン238をプルトニウム239
に転換しようというものなのである。
つまり発電をしながら元燃料の量を上回る燃料を生成
しようという“夢の原子力発電”なのである。

しかし、冷却材に金属ナトリウムを使用することなど
技術的な障壁がかなり大きいため、現在高速増殖炉
開発は中断されたままである。
こんな“ネズミ講”みたいなシステムが本当に実用性
があるのか、考えてみるほど懐疑的になる。

旅立ちの日に

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SMAP出演のNTT東日本のCMにも使われ、いま卒業
式でもっとも唄われているといわれるこの曲。
さぞかし高名な方が創られたのかと思えば、埼玉県秩父
市立影森中学校の当時の校長(作詞)と音楽教諭(作曲)
が手づくりで創った曲であった。
とても素人の作品とは思えない完成度、『仰げば尊し』
や『贈る言葉』のような押し付けがましさがなく、卒業式に
うってつけの曲だと思う。

この校長先生は荒れた学校を立ち直らせようと、みんな
で合唱をする機会を増やすことにした(伏見工業みたい
だな)。初めはなかなか成果があらわれなかったが、
学校の雰囲気は確実に変わっていったそうだ。
その集大成としてできあがったのがこの曲であった。

なんか話がうますぎないかと思われても無理はないが、
歌の力って想像以上に大きいことをわたしは身をもって
知っている。
中3のときクラス別の合唱コンクールがあった。
はっきり言ってわたしはやる気がなかった。ところが
クラスのいわゆるヤンキー連中が「おい、おまえらちゃん
と唄えよ」とやたらと気合が入っていた。
ヤンキーに言われたらよけい逆らいたくなる自分とは
よそに、クラスはけっこうまとまった。そんなことは
それまでになかったことだった。

それにしても、改めて曲のクォーリティーの高さには
驚かされる。ちなみに秩父はすごくいいところですよ。

特急車内強姦

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非常に痛ましい事件である。乗客たちはなぜ被害者
女性を救助する措置をとれなかったのだろう?

わたしにはある経験がある。
大学生のとき、夜中アパートで寝ていたわたしは
女性の泣き叫ぶ声を聞いた。女性が暴行されている
と思いこんだわたしは「みんな起きろ~」と叫んで
木製バットをもって外へ飛び出した。
結局、実際には男女が路上で口論していただけだった。
少し恥ずかしかったが、黙って部屋にいるよりは
行動に移してよかったと思っている。

先の事件、ことの成り行きを把握していた乗客は
複数いたはずだ。直接取り押さえることが無理なら
車掌なり、携帯電話で警察なりに伝えることはできた
はずだ。
日本人として、あまりに恥ずかしい事件だ。

娘の気持ち

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「本当にありがとうございました。父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」

殺害された伊藤一長前長崎市長の娘優子さんの弁だが、
身内の不幸にかなり気が動転されているのはわかるが、
選挙に負けたのはあくまでも夫、父・伊藤一長ではない。
どうか冷静な判断力を取り戻してもらいたい。

松坂、日本流

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松坂はA・ロッドにぶつけた直後、帽子をとって頭
を下げた。
ふつうメジャーのピッチャーはぶつけてもふんぞり
かえっている。
メジャーへいっても日本の慣習を変えないあたり、
逆に松坂のふてぶせしさを感じる。
それとは逆にぶつけて謝っているピッチャーに殴り
かかっていく日本の外国人選手はいただけない。
ピッチャーがデッドボールで謝る姿がかえって怒り
に火をつけるのだろうか。

ちなみにわたしが現役時代与えたデッドボールは
1回、被デッドボールは1回である。
もちろん帽子を取って謝ったし、乱闘にもなってない。

市川でおきた事件とは直接関係ない話だが、日本語の
できないひとがはたして日本で満足に英会話講師が
務まるのだろうか?
少なくともわたしはそういうひとに英会話を教わりたくない。
意思疎通の問題もあるが、なによりも外国語会話を学ぶ
喜びや難しさを共有できないひとを信頼することができない
(英語以外の会話を学んでいないとしたらだが)。

『講師はみんな外国人』というキャッチフレーズ自体が
NOVAのインターナショナルな観点の欠如の表われ
だと思う。『外国人』をひとくくりにする感覚、英会話
学校に不似合いだと思う。『ネイティブ・スピーカー』
では難しすぎるのだろうか?

生保不払い

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生命保険各社の保険金・給付金不払いの事例が予想を
はるかに超える件数に達している。
このなかで三大疾病・入院などに特約で支払われる
保険金・給付金の不払いがかなりあるようだ。
わたしは正直、このケースでの不払いに関してあまり
同情的になれない。保険加入者は十分に契約の内容を
知っておくべきであり、支払いを受ける事象になった
ら自ら請求するというのが筋ではないのか。
日本では自ら調べて知識を得た上でないと各種行政
サービスを受けられないのがほとんどである。
わたしも辞めた共済組合から支給されるべき金銭を
無知のためもらい損ねた。その額はゆうに100万を
超える。もちろん共済組合から給付が受けられる旨の
説明はなかった。
もちろん行政と民間では事情が違うが、現代人は常に
どの状況で、適切な手続きをすべきか考えるべきでは
ないのか?
いろいろな事情はあるだろうが、このケースで給付を
受けられなかったひとは甘いと思う。

アメリカバージニア工科大学での銃乱射事件の容疑者の
姉が謝罪声明を公表した。
容疑者を凶行に駆り立てた本当の理由はわからない。
しかし姉自身もマイノリティーとして米社会において
必ずしも恵まれた環境で暮らしてきたわけではなかった
だろう。それなのにさらに今後この凶悪犯の姉として
生活していかなければいけない現実を思うと不憫で
ならない。

「世の中、そう単純じゃない。例えば貧しい子の目が輝いて
いるって言うけど、ウソだと思う。スラムに外国人が来れば
喜んだりするのは当然。」とフォトジャーナリストの桃井和馬
さんが毎日新聞紙面で述べていた。
あと、「医者になりたい。」とか「先生になりたい。」なんて
発言もごく一部の子どもの話だとわたしは思う。
現実はそんな夢や希望なんて持てないくらい深刻な生活を
おくっているのだと思う。「ギブ・ミー・チョコレート」と言って
いた子どもたちの誰がこんなに繁栄した日本を想像してい
ただろう? 彼らのあの笑顔は未来への希望の証などでは
なく、残念ながら物欲か単なるものめずらしさであろう。

世の中、そう単純じゃないのだ。

木梨作造

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むかしとんねるずにハマっていたとき『木梨サイクル』を
探しに行った。
小田急の祖師ヶ谷大蔵駅に降りて電話帳を調べた。
あった! 木梨作造。そう、木梨憲武の親父さん。
どうやら北口方面のようだ。
北口方面に歩いていくがなかなか見つからない。
駅前の通り沿いにあるはずなんだけどなぁ。
と、ひたすら歩くこと十数分。

木梨サイクル
あったっ! 木梨サイクル!

『一気!』で『徒歩18分』と言っていたとおり、けっこう
遠かった。
遠巻きに見ていると店にお客さんが。店内からひとが出て
きた。

作造さん!?

どうやらホントに作造さんらしい。
息子があんなに売れても、しっかり家業は続けてるんだな。

もう18年前のことだけど、木梨サイクルはいまどうなっ
てるだろうか?

わたしは小学生時代、宿題以外の勉強はほとんどしなかった。
学校でも授業をまじめに聞いた記憶もなく、窓から見える
こいのぼりを見ていた。
わたしの育った町は基本田舎なのだが、それでも市街地の
小学校とうちら農村地の小学校では環境がまったくちがった。
中学校ではそれらの小学校の児童が一同に集まるのだが、
入学してまもなく、小学校で学んだ範囲が出題される業者
テストがあった。
わたしはすでにクラスでバカ(なことをやっている者)扱い
されていたので、このテストで学年1位だったときは大騒ぎ
になった。「あんなバカみたいな奴が…」とかなり言われた
みたいだ。学年2位の初対面の奴に「今度は負けないからな」
と言われたりした。おいおい、オレはそんなの競っちゃい
ないって。
中学生時代は市街地の生徒は塾へ行く子も多かったが、そも
そも宿題以外に勉強する習慣のないわたしが行くはずもなく
成績は下がる一方だった。
最後だけ男子校に入りたい一心ではじめて宿題以外で勉強
し、志望校に合格した。わたしは先生にまでも「あんなバカ
みたいな奴が…」と思われていたようだ。確かによく授業中
しゃべってばかりいて正座させられてたもんな。

いまの若いひとはレコードに33回転と45回転がある
ことを知らないことが多いかもしれない。
さらにむかしは78回転なんてのもあったらしいが、
わたしの世代では前述の二種類だった。
『アルバム』にあたるのがLP盤で、ふつうは33回転、
『シングル』にあたるのがEP盤で、ふつうは45回転
だった。
しかしこれらとは別に『12インチシングル』というの
があった。これはLP盤の大きさながら中身は片面一曲
で回転数は45回転だった。
むかし親父が12インチシングルを33回転で聴いていて
わたしにツッコまれたことがあった。親父がわたしにツッ
コまれることなんてめったにないのでよく覚えている。

ダイエット中のわたくし、現在58キロのところまで
きました。
7キロ程度の減量で腹回りなど見違えるようにたくま
しくなりました。
しかし、この体重ではボクシングで言えばスーパー・
フェザー級、中量級の範疇に入ってしまうのですよ。
わたしの身長、肉付きから考えたらバンタム級(53.
52キロ)くらいまで落とさないといけませんね。
まぁ、自己流トレーニングじゃ無理でしょうけど。

それにしてもプロのボクサーはスゴいですね。
食事を制限して、猛練習して体重を落とすんですから。
わたしにできるのは食事の制限と走りこみ位で、
それでも大いに効果あったんですけど、プロにはかな
わない。
それでも就寝前の焼きおにぎりの誘惑に負けない
わたくしであった。

今シーズンはほとんど観ていなかったのですが、優勝
決定戦はしっかり観させていただきました。

まずは男子。
1セットは取られましたが、決勝ラウンドで圧勝して
いたとおり東レ相手に危なげない戦いぶりでサントリー
が勝ちました。
越川、レオナルドが本来の力を発揮して着実に得点を
稼ぐなか、鉄人・荻野もいぶし銀の活躍ぶり、とても
37歳とは思えません。
しかし、なんといっても光っていたのは栗原のトスワーク。
男子のセッターとしては小柄な部類に入りますが、見事
にアタッカーを使い分けていました。全日本に呼んでも
いいんじゃないですか? 植田監督。

次に女子。
決勝ラウンドでは圧倒的に久光が勝ったのでどうかなぁと
思っていたのですが、そのときのJTとはちがっていました。
しかし、全体的に観て試合を支配していたのは久光。
ベテラン中心にとくに守備面でJTとは大きな差があった
ような気がします。
リベロの佐野がとくに光っていました。

4チーム総当りの決勝ラウンド、一発勝負の優勝決定戦
と、この方式はまだまだ流動的になりそうですが、今回
に関してはいちばん強いチームがどちらも優勝したんじゃ
ないかなぁと思います。

先日の最終決戦で大木ちゃんが『ドラマ研究会』なる団体
の会長を務めていることが明らかになりましたが、『やじ
プラ』のサイトで会員は伊藤里絵さん(フリー)と古澤琢
アナ、準会員が堂真理子アナというのはわかっていたので
すが、新たに松尾由美子アナと島本真衣アナも現在メンバー
らしいことがわかりました。
大木会長の課するノルマは非常に厳しいそうです。週ドラマ
4本、なかには1日2本の日もあるとか。延滞しているメンバー
には容赦ない催促が飛ぶそうです。もはや『やじプラ』内の
一大勢力になりつつありますね。

ちなみに前田ちゃんはいい歳してアイドル好きなので会とは
無関係だそうです。

偉いぞ、松坂

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注目のイチローとの対決の初球、松坂はカーブから入った。
ほとんどのひとは『直球勝負』を望んでいたかもしれないが、
わたしはもちろん大喜びだった。
もう正直に告白しよう。わたしが現役でもっとも嫌いな
投手は阪神の藤川である。彼のピッチングを観てもなにも
おもしろくない。わたしはピッチングはテクニックだと
思っている。いかにバッターの打ちにくい球を一球一球
丁寧に投げるかがピッチングだと思っている。
そもそもイチローは投手にたとえると『本格派』ではない、
『技巧派』だ。だからイチロー相手に変化球を混ぜることは
卑怯でもなんでもない。もっともイチロー本人は直球で勝負
したかったみたいだが。

しかし、イチローにしても松井秀喜にしても松坂にしても
海外にだしても恥ずかしくない活躍をしているうえにインタ
ビューの受け答えもうまい。彼らについては心配していない
のだが、名門ヤンキーズの井川はどっちも大丈夫か?
日本人に恥じかかせないでくれよ。

オレの理性がちょっとでも残ってるうちに
とっとと きえるんだっ!!!

(『ドラゴンボール』第27巻)

クリリンがフリーザに粉々にされて怒り心頭に発した悟空が
ついにスーパーサイヤ人に変身し、悟飯に言った言葉です。
自分のことはほっといて早くナメック星から地球へ帰れ
という意味なのですが、直接の敵に対して言っても効果的
ですよね。目の前にお前がいたらなにするかわからないぞ
という意味で。
ちなみに悟空のふだんの一人称は「オラ」ですが、スーパー
サイヤ人になると「オレ」になります。

おそらくほとんどの子どもたちが試してみた『かめはめ波』、
『舞空術』、そして『スーパーサイヤ人変身』、時代を超えて
いまの子どもたちにも受け継がれていくのかな?

三島由紀夫はあるとき常日頃生意気で気に食わなかった
新人作家を呼びつけ、スパーリングの相手に指名した。
しかし、三島のパンチはこの新人作家に一発も当たらな
かったそうだ。

この新人作家こそ現東京都知事・石原慎太郎であった。
その後、三島は昭和45年11月25日市ヶ谷駐屯地にて
割腹自殺を遂げた。
一方、石原はご存知のとおり今月8日の都知事選で三選
を果たした。
三島が亡くなって37年後のことであった。

今日の『上田ちゃんネル』は『中量級ボクサー最強ベスト10』
を選ぼうということで、順位はこんな風になってました。

 1位:アーロン・プライアー
 1位:ロベルト・デュラン
 3位:マーベラス・マービン・ハグラー
 4位:シュガー・レイ・ロビンソン
 5位:シュガー・レイ・レナード
 6位:フロイド・メイウェザー
 7位:トーマス・ハーンズ
 8位:フリオ・セサール・チャベス
 9位:アレクシス・アルゲリョ
10位:バーナード・ホプキンス

プライアーとデュランが同率1位ですね。
意外にもプライアーの評価が皆一様に高かったですね。
見た目にもまったく洗練されていないし、不恰好なボクシングを
するんだけれども強いんですよね。張正九に似た感じがして
わたしも好きなボクサーです。
あとは現役最高のメイウェザーがこの先どんな闘いをするか
によってこの順位も変わってくるでしょうね。
でも、いまのデラ・ホーヤと闘っても圧勝しそう。

紙コント

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最近気になっているのが、このウメという芸人。

紙コント
「紙コントやります。紙コント、でっぱり。」

紙コント
「うわぁ~、天狗だ。天狗が鼻を伸ばしている。」
「お父さん、痛い。」
「がんばれ。」

紙コント
「あっ、逃げた。」
「そっち、そっち、でっぱりがありますよ。
 でっぱりがあるから気をつけて。」

紙コント
「あっ、鼻からいった。」

ume05.jpg
「大丈夫ですか~、わ~、鼻が『し』になってる。
 鼻が『し』になってるよ~。」

と、ここまでもこれからも大きなオチはないのだが、
独特の声とリズムでなぜか引き込まれてしまうのだ。
“癒し系芸人”とでもいうのだろうか?
R-1の決勝にも出てたみたいだし、
今回のネタもけっこう受けてた。
フリートークはダメそうなので、ずっとこんな感じなのだろう。

ウメ日和

大宮東を破ったらそれでいい
甲子園出場なんてなんの魅力もない
勝っても甲子園切符はくれてやる
あれは夏祭りだ!!

(『大甲子園』第1巻)

不知火が勝利者インタビューで「明訓を破るということは
全国制覇ももらったということだね、その意気込みは」
って聞かれてこう答えるんです。
ホントは『大宮東』じゃなくて『明訓』なんですけどね。
わたしの夢は甲子園でも大宮東に勝つことでもなく、
大宮東に善戦することでした。これは前にも書いたかな?
大宮東との決勝戦、18回裏1点リードで一死一塁で
主砲・山口から三振を奪う、そして次の四番・池田に
逆転サヨナラホームランを喫するという妄想をいつも
していました。
実際はベンチに入っているだけの補欠投手だったのに
この夢は最後のゲームセットまで思い続けていました。

いまでも全盛期のカーブは山口にも打たれないと信じ
ています。

次第に楽になってくる。苦しいのだかありがたいのだか見当がつかない。水の中にいるのだか、座敷の上にいるのだか、判然しない。どこにどうしていても差支えはない。ただ楽である。否楽そのものすらも感じ得ない。日月を切り落し、天地を粉韲して不可思議の太平に入る。吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。太平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい。

これは『吾輩は猫である』の最後の部分である。「死んでこの太平
を得る。太平は死ななければ得られぬ。」この部分にはひきつけら
れた。
“太平”ってなんだろう? なんとなく言いたいことは解かる。
“無の境地”っていったら近いのかな。田宮二郎の遺書で「死は全て
を解決するものではないけれど、無に等しくするものです。」とある
これじゃないかな。
前世とか来世とか信じないにんげんにとって、死は“無”になること
だと思う。
だから、わたしは死ぬのは怖くない。死ぬまでが怖いのだ。

のどの病気で常時痰の吸引が必要な東京都東大和市の
青木鈴花ちゃんが今日から市内の小学校普通学級に
入学した。
市は当面、痰の吸引のために介助員を付き添わせるという。
鈴花ちゃん入学に関する今回の市側の努力は大いに
評価すべきであると思う。
自分で痰の吸引のできる鈴花ちゃんに介助員が必要
なくなる日はそう遠くないだろう。
しかし、これをもって軽度の身体的障害を持つ児童が
公立学校に受け入れられるとはただちにいえないだろう。
障害はケース・バイ・ケースであり、自治体で対応
できる環境もさまざまであるから、今回のようにどこの
自治体でも介助員をおくことができるとは限らない。
自治体によって対応にばらつきができることを承知
しなければならないだろう。
つまり今回のケースはすべての自治体に『義務』を
負わせたわけではないということを理解すべきであろう。

覚えておいてくれ。
消え去るより、燃え尽きた方がいいんだってことを。

いまから13年前の今日、遺書の最後にそう綴ってカートはショットガンを
自らに向けてぶっ放した。
日本もあの頃のような不景気からはいちおう脱したが、社会の闇はむしろ
いっそう進んだような気がする。
経済的に成功したことを自信にして、有罪判決を受けてもふんぞり返って
いる奴がいる一方で、どんなに成功しても満たされない奴もいる。
挙句の果てに自分で死んじまった。
でもそれは社会のせいじゃないと思う。
どんな時代だったとしても彼らはそう生きざるを得なかったのだと思う。

精神論

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うちの高校はエラーで負けた。
それも信じられないようなミスがいくつも重なったのだ。
だが、うちは決して守備の悪いチームではなかった。
初戦もショートのファインプレーでチームの危機を
救ったくらいだった。
そのうちがなぜエラー続出で負けたのだろうか?
わたしはこう言い聞かせることにした。
練習は技術を鍛錬するものであり、また精神も鍛錬する
ものなのだと。
いわゆる『精神論』である。
厳しい練習はある一線を超えたら技術的には意味がなく
なる。しかしこれだけの練習をしたという自信は際限なく
身につくものだ。
わたしたちはそれだけの自信を持つほど厳しい練習を
していなかったのだろう。たとえ技術的には鍛錬されて
いても精神的に未熟だったのだろう。

あれから19年、いろいろな人生経験を経て、そういう
境地に至った。

「何故命の危険を犯してまで、山に登るのか?」と問われて
登山家・ジョージ・L・マロリーは標記のように答えた。
にんげん、特に男は、大きく、強い相手に勝ちたいと思う。
“統一王者”という称号を得るために他団体のチャンピオン
パヤオ・プーンタラットに挑んだ渡辺二郎もそう。指名挑戦
でもないのに、ボクシングの本場でも最強と言われていた
リカルド・ロペスの挑戦を受けた大橋秀行もそうであろう。
かくいうわたしも、高校時代関東最強といわれた大宮東
高校と対戦する夢を抱き続けていた。
そこには小手先の計算などない、“男のロマン”のようなもの
がある。勝って得るものも大きいが、負けて失うものも大きい
それでもその大きな壁に挑むのが男の性なのだろう。

美術クラス

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わたしの通った高校では、芸術科目の選択が三つあった。
美術、書道、音楽である。
書道、音楽は負担が少ない一方、美術はいちばん骨の
折れる科目なので、それをあえて選択する輩はいわゆる
“文化系”の匂いのするのが多かった。
その美術を選択していたわたしはしばしば苦い思いをさせ
られた。
それは年に一度のスポーツ大会である。
1年次はラグビー、2年次は柔道、3年次はサッカーであ
ったのだが、いかんせん“文化系”の多い我々のクラスは
弱かった。
勝負がかかると目の色が変わるわたしはかなりイライラ
がつのった。

それとも自分がリーダーシップを発揮しやすい環境だった
からこそ余計に気合が入ったのかもしれない。

わたしがまだ学生だった90年代前半、『東京ギャグコレ
クション(通称ギャグコレ)』というライブがあった。
最初の頃は池袋の豊島区民センター、少しあとは豊島公
会堂を主に会場としていた。
出演者は爆笑問題、BOOMER、海砂利水魚(現くりぃむ
しちゅー)、フローレンス(現ネプチューンの堀内健と原田
泰造)、など今ではとうていありえない豪華なメンツの集
まったライブだった。
当時は爆笑問題が少し顔が知れたかなという程度で、生で
観る芸人がこんなにおもしろいとは思いもしなかった。
“お笑い”というものがひとりのにんげんの人生にこんな
にも影響力を持つことになるとは思いもしなかった。

その後世間は『ボキャブラブーム』になり芸人にもスポット
が当たるようになり、さらにその後の『お笑いブーム』で
逆にむかしより明らかにクォーリティーの落ちる芸人が世
間的に大ブレークするようになった。

豊島区民センターでのまだ若かりし彼らの放つ熱気が昨日
のことのように思い出される今日この頃である。

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