“新湊旋風”を支えたエース

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酒井盛政(新湊)

高校野球で勝つために投手にとって一番大事なのは“低めへの制球力”
だとわたしは確信する。これは多くの試合をテレビ画面を通じてみて
きた実感でもあり、自らの野球生活での実体験でもある。

センバツ大会出場前の新湊・酒井投手の前評判は決して高くなかった。
どちらかと言うと平均点レベルの評価であった。初戦の相手が豪腕
・近藤擁する享栄だったこともあり、新湊が上位に進出することを
予測したものは少なかったに違いない。
実際、最初に画面で見たときの酒井投手の印象は、正直多くを期待
させるものではなかった。左足を上げたときにちょっと足をためる
独特のフォームから繰り出すストレートは、速くて130キロ台前半
といったところ。しかし、実際にゲームが始まってみると、そのコン
トロールのよさに目を見張ることになる。相手投手・近藤の速球は
確かに速かったが、わたしの目には酒井投手の低めによくコントロール
された投球に試合前半ですっかり目を奪われてしまった。試合はわたし
の期待通り酒井投手の2安打完封勝ち。ここから“新湊旋風”が始まる
ことになる。
続く二回戦・拓大紅陵戦、酒井は9安打と打ち込まれるが、ねばり強い
投球と味方打線の援護で逆転勝利。準々決勝・京都西戦では18安打を
打たれながらも延長14回を1点に抑えねばり勝ち。しかし、準決勝
・宇都宮南戦では8点を奪われ、新湊・酒井はついに力尽きた。
夏の選手権大会でも新湊は富山県代表として出場するが、のちに優勝
することになる天理相手に酒井はねばりの投球を見せるが終盤力尽き、
再び新湊旋風が吹き荒れることはなかった。

酒井投手

昭和61年













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昭和61年













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このページは、nissyが2007年3月22日 22:22に書いたブログ記事です。

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