わたしが初めて真剣にボクシングを観たのは1980年
1月3日の金性俊vs中島成雄の試合だった。
意外にも当時チャンピオンだった具志堅の試合では
なかった。
この試合中島が新チャンピオンになるのだが、わたしに
とって衝撃的だったのはチャンピオン・金が目尻をカット
してトランクスを真っ赤に染めながら闘う姿だった。
それ以来、小学生時代は絶えずボクシングが頭にあった。
友だちを防火水そうに上げ、スパーリングと称して
ボカボカ殴ったり(イジメといわれても言い訳できません。
本当にごめんなさい。)、スパーリングといわれれば
たとえ年上相手でも向かっていった(そしてボコボコに
された。)。
父親とスパーリングごっこをしてたのもこのころだった。
具志堅が負けたときのことはわたしにとっては天皇崩御
ぐらいの“事件”だった。
それから一週間ぐらいは抜け殻のような生活をしていた。
中学、高校では野球に打ち込み、ボクシングはあまり
関心を持たなかった。その反動か浪人時代は無性に
ボクシングに関わりたくなり、テレビのない寮生活なので
ラジカセで大場政夫の世界タイトル獲得試合をテープで
繰り返し聴いていた。
大学時代はWBA、WBC全階級のチャンピオンを
いえるくらいになっていた。
そのころと比べると熱は冷めたが、いまでもボクシングは
わたしにとってもっともエキサイティングな競技だ。

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