流体中(液体や気体)では流れの速い部分の圧力が低くなる、
これを「ベルヌーイの定理」といいます。
タテに曲がるカーブはボールの上部分が進行方向に向かって、
下部分がその反対に回転しています。
回転によってボールの周りには気流が生まれます。それは
ボールの回転方向とおなじ方向に流れています。
一方、ボール全体はキャッチャーのミットめがけて進んでい
ますから、いわば「向かい風」を受ける形になります。
そこでボールの上部分はこの「向かい風」とボールの回転に
よる気流が衝突し、気流はもとの「向かい風」より弱められます。
逆にボールの下部分ではボールの回転による気流が「向かい風」
にプラスされ、もとの「向かい風」より気流は強まります。
つまり「ベルヌーイの定理」によりボール全体に下向きの力が
加わるのです。よってタテに曲がるカーブは曲がる(落ちる?)
のです。
ではストレートはどうでしょうか? じつはさきほどのカーブ
とはまったく逆の回転がかかっているのです。
ただまっすぐ進んでいるように見えますが、じつは上向きの力
(揚力)を受けているのです。俗に「切れのいいストレート」
といいますが、あれは回転数が高く揚力が大きいので、重力に
逆らってボールがなかなか落ちない球のことをいいます。
フォークボールやナックルボールなどの無回転系のボールは
じつは重力と「向かい風」による抵抗を受けて落ちているように
見えるのです。だから曲がり方としてはカーブのほうが大きい
のです。
だからよいカーブ、よいストレートを投げたいひとは、より多く
の回転をボールにかけてください。当たり前か。

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