わたしはいちおう高校球児だったので、県予選の
開会式に出たことはある。
当時、埼玉大会の開会式は西武球場(屋根なし)で
おこなわれていた。
行きのバスではみんなでカラオケで盛り上がっていた。
緊張感まるでなし。みんないつもどおりだった。
会場へ着き、サブグラウンドで待機していると、
春の関東大会を制覇し、全国制覇も不可能ではないと
いわれた大宮東の選手たちがいた。なぜかうちの
チームメイトに大宮東の知り合いがいて、自慢げに
大宮東の友だちと話をしていた。
うちの高校のプラカードを持つ女子高生にも対面したが
ふだん男ばかり相手しているむさくるしい連中は
扱い方が分からず、放置するどころかあっちの子の
ほうがいいとか、失礼千万なことをいっていた。
サブグラウンドから球場へ向かう途中、春の選抜に
出ていた西武台の選手が記念撮影をしていた。
じつはこのとき会った大宮東と西武台は埼玉球史上に
残る名勝負をこの大会で演じるのである。
そして入場行進の本番、前の高校はきちんと手を
振って、足をそろえて行進をしていたが、うちの
高校はおしゃべりするわ、よそ見するわメチャクチャ
だった。でもこれがうちのカラーだし、そういう高校が
あってもいいと思う。自分たちの開会式なのだから。
帰りのバスでもカラオケで大盛り上がり。しかし、
途中でわたしの身に異変が!?
思わずカラオケのマイクで叫んだ。
「ションベンしたいんで、降ろしてください。」
わたしは歩道の樹木に向かって放尿しはじめた。
バスからは「(ションベンの出てる時間が)なげぇ、
なげぇ。」という声が聞こえた。
そんなことはお構いなし。長い小便を終えると放送室
から出てくる加藤のように(by 金八先生)護送車、
いやバスに乗り込んだ。
まあ、おいしかったからいいか。

コメントする