今回はわたしがいちばん思い出に残っているスーパーボール
について書きたいと思います。
97年シーズンのスーパーボールはジョン・エルウェイの
デンバー・ブロンコスとブレット・ファーブのグリーンベイ
・パッカーズの対戦となった。
ジョン・エルウェイがスーパーボールに出場するのは4度目。
過去3回はいずれも敗れている。くしくも同期83年入団の
ダン・マリーノ、ジム・ケリーもNFL史上に残るQBで
ありながら、スーパーボール・リングを手にしていない。
ここ数年のエルウェイは怪我が目立ち、体力的な衰えは隠し
きれなかった。
そんなエルウェイの追い風となったのが95年のマイク
・シャナハンヘッドコーチ就任だった。彼は49ナーズ流の
ウェストコースト・オフェンスを、エルウェイを生かす形に
アレンジし用いた。鉄砲肩が自慢のエルウェイもショートパス
主体のオフェンスに最初はとまどったが、すぐにシステムを
習得し、わずか2年で四たびスーパーボール出場を果たした。
ジョン・エルウェイ37歳、おそらく最後のチャレンジに
なると思われた。
対するグリーンベイのQBブレット・ファーブは3年連続
MVP、そして昨シーズンのスーパーボールの覇者である。
年齢は28歳。フットボーラーとして最も脂の乗り切った
時期である。
試合はまずファーブのTDパスでグリーンベイリード。しかし
すぐにデンバーもTDを返し7-7の同点。さらに第2Q、
デンバーがTDを奪い逆転。その後の攻撃でFGを追加して
17-7、デンバーが主導権を握る。
しかし前半終了間際、ファーブが意地のTDパスを通し、
17-14で前半を折り返す。
後半始めグリーンベイはターンオーバーで得たチャンスを
FGに結び付けてついに同点。やや流れがグリーンベイに
傾きかける。
そしてこのあとエルウェイ執念のプレーが流れをデンバー
に引き戻す。
敵陣13ヤード、ショットガンからパスコースがないと見るや
エルウェイお得意のスクランブル。そして頭から突っ込んで
4ヤード地点までゲインする。エルウェイ思わずガッツポーズ。
観客も大歓声。スタジアムは明らかにデンバーびいきだ。
その後の攻撃をTDに結びつけグリーンベイを突き放す。
しかし第4Q、グリーンベイも反撃。ファーブのTDパスで
24-24の同点。近年まれに見る接戦に熱くなる。
そのときわたしは何をしていたかというと、職場のパソコンで
逐次情報を得ながら仕事をしていた。決して仕事を放棄していた
わけではありませんよ。
そして残り1分45秒、デンバーRBテレル・デービスがTDラン。
この時点で勝負あったかに思えたがファーブも粘る。パスを
次々と成功させて敵陣32ヤード地点まで迫る。このときの
ファーブのパスは速すぎてレシーバーが取れないくらい
スゴかった。
しかしフォースダウン・ギャンブルが失敗に終わり、ついに
デンバーの、そしてエルウェイのスーパーボール制覇が決まった。
じつはこの頃はスーパー・サンデーにどうしても仕事が休めなくて
あとでテレビで観戦していた。ピッツバーグがスーパーに出た
ときもそう。あのときはホント気が気でなかった。
花道を飾って引退かと思われたエルウェイだが、翌年のスーパー
ボールも圧勝。そして今度こそ引退、「呪われた83年組」の
唯一の例外となった。

アメリカン・フットボールという性格上、イニシャルや専門用語
が多くなってしまいました。
といってもみなさんにどの程度の注釈が必要なのかわからないので
質問があったらコメントで答える形式にしたいと思います。

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