「エコロジー運動」とはとどのつまり、“人間にとって”理想的な
地球環境を築き上げることを目標とした運動である。
そう、あくまでも最終的には“人間にとって”なのである。
地球の温暖化とか、ダイオキシンや環境ホルモン、最近では
アスベストなどの問題は直接人間の生活環境にかかわってくる
問題なのでそれに対して対策を行うことに異論はない。しかし、
例えば「メダカ」などの「絶滅危惧種」を保護しなければなら
ないという発想のなかには「科学的な」ものから少し離れた
「倫理的な」発想が垣間見える。
いうまでもなく「にんげん」のおこなう行為そのものも生態系の
一部である。「にんげん」の持ち込んだ「外来種」によって
「固有種」が駆逐されるというのは“自然なこと”なのである。
「クジラ」についての認識のしかたが各国によって違うように、
エコロジー運動とは非常に「主観的」な行いなのである。
それを「地球のため」、「宇宙のため」などとスケールの大きい
ことをいうのは宣伝にはなるだろうがバカげている。
たとえ世界中の核爆弾を爆発させ、人類を滅ぼし、地球上の
あらゆる生物を絶滅させたとしてもそれは生態系の一部である
「にんげん」のやったことなのである。
こんなことで地球は、そして宇宙はびくともしない。蚊にさされた
程度である。数億年後にもとの地球に戻るかもしれないし、
まったく新しい姿を見せるかもしれない。しかしそれは生態系の
なかで起こったことなのである。そしてそれは地球自身が
起こしたことなのである。
そう考えると、「クジラ」がかわいそうとか「メダカ」を守れって
小さなことに聞こえませんか?
エコロジー運動とはあくまでも「にんげん」の考える、理想の環境を
築くことなのです。

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