彼を初めてみたのは「ダウンタウンのごっつええ感じ」だった。
あまり前へ出たがらない芸風なのでなかなか気づかなかったが、
ものすごいポテンシャルを感じる芸人だった。
そのうち「板尾係長」、「シンガーソングライター板尾」など
彼の特性を十分に生かせるコーナーができて、板尾の才能は
見事に開花した。
ところがちょっとした警察沙汰を起こしてしまい(個人的には
そんなに咎められるべきではないようなことだと思うが)。
一時ブラウン管から(この表現もう古いな)消えてしまう。
復帰してきた彼に与えられた場所はもうなかった。
「ごっつ…」も終わってしまい、テレビの世界で彼の才能を
発揮できる場は一時期ほぼ皆無となってしまった。
しかし、やはり板尾の才能をこのまま放っておくほどこの業界は
バカではない。映画、舞台などを中心に活躍の場を移し、徐々に
評価を得ていった。
だが、彼の本業はやはり「お笑い」、タレントの持ち味を生かす
企画には定評のあるテレビ朝日の深夜番組「虎の門」の「しりとり
竜王戦」でその才能をいかんなく発揮。板尾創路の健在ぶりを
に示すことになった。
最近はテレビでも彼の姿をよく観かけるようになった。深夜番組の
ゲスト出演などが中心だが、あいかわらず「シュール」なボケを放ち
持ち味を発揮している。ある意味芸能界においていまの位置取りの
ほうが長持ちするのではないだろうか。あのふかわりょう、出川哲郎
でさえ、しぶとくあの位置をキープしている。板尾のキャラ的にも
いまの位置がいいのかもしれない。


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